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2016年5月 5日   兵庫大賞典 (園田競馬)  

園田競馬   第11レース   エーシンクリアー変身の予感
全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 中司 匡洋

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本日のメインは兵庫大賞典。春の兵庫古馬中・長距離最高峰レースとあって、今年もオープン一線級がズラリと集結。目移りするメンバー構成だが、ここはエーシンクリアーの巻き返しに期待してみたい。昨年10月の姫山菊花賞を制覇して以降、どうも波に乗れないような競馬を続けているが、先月11日の追い切り替わりに参加した西脇能力検査で1分15秒7(1200m)と好時計をマーク。このことについて管理される橋本忠明師は「ゲート内でテンションが上がるためにメンコを着けていたのだが、あまりに最近の内容が不甲斐なかったので、変化を求めて今回外してみた」とコメント。聞くところによれば、メンコを外したのは昨年の兵庫大賞典以来とのこと。昨年の同レースといえば、当時の絶対的王者で今は亡きタガノジンガロに次ぐ2着ながら、勝負どころでは一瞬ジンガロを食ってしまうのではというほどの鋭い反応を見せていた。当時と同じ馬装で臨む今回、一変の可能性は十分にある。アクロマティックは昨年末から頭角を現し、今年に入ってからも重賞2勝と充実振りが目を惹く。今回の大一番を制覇し兵庫王者の座を不動のモノとするか注目が集まる。バズーカバレーナボスも展開次第では好機有り。ダブルファンタジーメイショウヨウコウも前走が一変と言える好内容。面白い一戦になりそうだ。

エーシンクリアー...先月11日の西脇能力検査で跨った田中Jは「メンコを外してテンションが上がらないか心配していたけど、ゲート内で長く待たされながらも落ち着いてくれていたね。仕掛けてからの反応も良かったし、これなら本番も問題ないのでは」とコメント。最終追い切りはメンコを着けた状態ながらも好時計をマークしており、調子自体もここに来て上がって来ているように感じる。重賞6勝馬の反撃に期待大だ。

アクロマティック...これまでの好走はすべて道中イン回りの形。その点から考えると、今回外枠が当たってしまったことは不利な材料だが、2走前の梅見月杯、前走の名古屋大賞典とも外枠が当たりながらも、鞍上の下原Jは素早く内に潜り込む好リードを見せている。今回も前半でどう捌くかが最大の鍵になりそうだが、現在園田リーディング独走中の鞍上と厩舎。勢いでアッサリ克服しても何ら不思議はない。

バズーカ...まだ気性面に荒削りな部分があり、前走も道中折り合いを欠き、直線も抜け出してからソラも使ってしまっていたが、それでも勝利を収めた。振り返れば5走前もマクり競馬で一度先頭に立ちながらも直線でソラを使ってしまい、上記馬アクロマティックにゴール前で捕まってしまったが、それでも時計差無しの2着。仕掛けのタイミングさえうまくハマれば勝機も十分ありそうだ。

バレーナボス...前走は初経験の斤量58キロも堪えたようだが、スタート出遅れに加え、直後に内枠馬が内に切り込んできたことで位置取りを大きく下げてしまう不利もあった。発馬面の不安定さは残すが、3月の六甲盃ではスローの展開に泣かされながらも勝ち馬と時計差無しの2着。今年の充実振りを考えても見限りは禁物だろう。

ダブルファンタジー...前走の船橋・マリーンカップ(JpnIII)は、輸送の影響で当日大きく馬体を減らしてしまい、決して万全と言えるデキではなかったが、それでも3着。その点、今回は現地競馬に戻ることで馬体減りの心配も無くなり、陣営も中間は思い切った仕上げを決行。前走からの上積みはメンバー随一と言えそうだ。

メイショウヨウコウ...「外回る形になると、どこか集中してくれない」、これまで跨った騎手たちはそんな言葉を残していたが、前走は向正面から外を回る形ながら最後までしぶとく伸び続けていた。その要因は未だハッキリしないが、同馬にとっては大きな前進の走りだったことは間違いない。今回の重賞戦でも要注意だ。

おすすめ買い目

馬単 6→10 10→6 6→4 4→6 6→11 6→12 6→1 10→4 4→10

 

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