Odds Park 競馬

　寂しい頭数になったが、いい感じの組み合わせである。実績的にはアップアンカーだが、いいころの感じにない。この頭数ならピースフルリバティだが、それでもズブさを見せるだろう。ならば逃げるであろうワンダフルタイムか。こちらはオープンでどうかといった面を少々残す。ならば復調気配にあって好位からソツなく運べるイワクラギンガからに妙味？

　イワクラギンガは昨年は夏頑張ったぶん秋イマイチだったが、牝馬でもこの時季の方がいいタイプ。ここにきて掛かりが戻ってきている。かきつばた記念を制したヨシノイチバンボシの下。明けて７歳の牝馬だが、まだまだ頑張る。「順調な過程で、体調はいい意味で平行線だろう。今は走りがいいし、脚質に融通性があるから、ここもそこそこにはまとめるとみている」。

　ピースフルリバティはテンに行けないのがタマにキズだが、追い込む競馬でオープンでの地位を確立しつつある。ここ目標のローテに好感。この頭数ならマクりきる!?　「前走後は間隔を取って休養に充てたが、乗り込みは順調だよ。展開ひとつだが、さばきやすい頭数でもあるし、そこそこにはやれるかも」。

　ワンダフルタイムは２走前は負けて強し、前走もまあ危なげはなかった。力の要る砂は微妙だが、ここは行き切れる顔ぶれである。そのままも十分。「変わりないですよ。前走のようなレース運びができれば、そこそこ差のないレースができると思います」。

　アップアンカーは名港盃、くろゆり賞連勝後が案外だが、白山大賞典はともかく東海菊花賞以外は崩れていない。この相手なら有力になる。「戸部君は初めて調教に跨り、感覚が分からないので平凡な追い切りになったが、特に問題はないと思う。勝ち切れないレースが続いたが、大きく負けているわけではない。流れによっては勝機もあるはず」。