Odds Park 競馬

【結論】
　2015年度ホッカイドウ競馬のラストを飾る一戦。今年の古馬の頂点を目指して12頭の精鋭が集結した。好メンバーが揃って最後まで悩んだが、ここは道営記念２連覇を目指すウルトラカイザーを中心に据えた。遠征帰りの前走とは違い、この中間はビッシリと稽古を積まれて万全の態勢。今回は56キロで重賞２勝の2000メートルが舞台。堂々と２連覇を決めて今年も古馬の頂点に立つ。対するのは、今年重賞２勝のグランプリブラッド。前哨戦の瑞穂賞で見せた強さは本物。Ｇ１ホースを父母に持つ超良血。更に調子を上げており好勝負必至。オヤコダカは今年の３歳二冠馬。古馬の一線級に混じっても互角に渡り合っているように、地力はここでもヒケを取っていない。名手川原騎手の手腕で逆転を狙う。昨年の３着馬コスモスイングも現在５連勝中と勢いは十分。2000メートルも不安はないし、食い下がりを警戒。門別2000メートルでは３戦して10割連対のキタノイットウセイ。今年７勝と大活躍だったビービーレジェンドもノーマークにはできない。

【詳細解説】
ウルトラカイザーは、今年５戦して重賞２勝。着外は中央の重賞に遠征したエルムＳだけ。遠征帰りの前走は連対こそ外したが、３着確保はこの馬の地力。あくまでも目標はこのレース。中間はビッシリ稽古を積まれて、態勢は万全。昨年の覇者。このレース２連覇を決めて、今年も古馬の頂点に輝く。

グランプリブラッドは、父ディープインパクト、母シルクプリマドンナとＧ１馬を両親に持つ超良血。この馬自身、中央５勝の元オープン馬。転入後の活躍は予想通りといったところか。前哨戦の瑞穂賞は完勝の内容だったし、今なら2000メートルでもチャンスはある。ここも勝って重賞３勝で逆転王者へ。

オヤコダカは今年の３歳二冠馬。結果論だが、北海優駿での落馬がなければ、三冠馬になっていた可能性も高く、それを感じさせた前走の瑞穂賞の内容だった。古馬の一線級でも互角に渡り合えるだけの力をつけており、中間のデキも文句なし。ここも目が離せない。

コスモスイングは条件戦とはいえ、現在５連勝中。勢いではこのメンバーの中に入っても負けていない。昨年のこのレースの３着馬でもあり、軽視は禁物。

キタノイットウセイはまだ重賞未勝利。あと一歩のところで負けているが、昨年のこのレース２着馬で門別2000では３戦して10割連対。この舞台なら注意が必要。

ビービーレジェンドは重賞初挑戦の前走で７着。連勝記録は止まったが、今後に期待を持たせる内容だった。２度目の重賞挑戦なら慣れも見込めるし、前進があっても後退はない。