Odds Park 競馬

今回の本命はダイナミックグロウ。「金沢からの遠征馬が行く気を見せていたので控えようとしたら、同じように控えてきた。ならもう一度ハナに行こうと思って出して行くと、同じように付いてきた。これを結局道中３回も繰り返す格好になってしまって完全にリズムを崩されてしまった」とは前走レース直後の鞍上・松浦政Ｊのコメント。元々気性面の難しいタイプで、気分良く進められないと嫌気を差してしまう同馬。前走の姫山菊花賞は人気を裏切る結果になっていたが、その敗因はハッキリしている。その悪い流れを払拭すべく、陣営もこの中間は熱の入った調教決行。ここは即行反撃と見る。メイショウヨウコウ、バレーナボスの２頭は、ここに来て走り振り良化が顕著。逆転も視野に。展開が流れればシルクコスモスの直線浮上も。

ダイナミックグロウ…今回と同斤、ほぼ同じメンバーで行われた９月１１日の一戦は、次に控えていた姫山菊花賞を見据えた中間調整で、追い切りも控えめだった。その点、今回は中間ビッシリ乗り込まれており、動きも間違いなく当時とは違う。ここは再度単騎逃げが見込めるメンバー構成、巻き返しに期待だ。

メイショウヨウコウ…３走前の摂津盃時は斤量面に恵まれていた印象だったが、斤量５６kgを背負った２走前を勝利、続く定量戦だった重賞・姫山菊花賞でも４着と好走。以前のような道中行きたがる素振りもなくなり、末脚にも安定感が出てきた印象。ここでも好勝負可能だろう。

バレーナボス…前走は２着だったが、直線では前を行く勝ち馬が外に寄れてきた影響で、追いづらくなる場面もあった。発馬に相変わらず不安は残すが、末のキレはメンバー随一。ここも前半で余程置かれる位置取りにさえならなければ。

シルクコスモス…引っ掛かりやすい気性だけに、スローの上がり勝負だと詰めが甘くなる傾向があるのだが、近走はそんな展開でも馬券圏内に入ってきている。着実に良化中だ。