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地元兵庫は精鋭揃いも他地区からの遠征馬も手強そうな激戦模様の第１２回兵庫クイーンカップ。他地区遠征馬は気になるがここは地元の大将エーシンサルサを中心に推す。距離が短かった２走前を除けば牡馬一線級相手に互角以上の走りができており能力は一枚上だろう。リノワール、アランロド、オーケストラピットら地元勢もスムーズに力を発揮なら上位争い必至。遠征馬ではセイカフォルトゥナ、エトワールドロゼを挙げておきたい。

◎エーシンサルサ…２走前の敗因は距離短縮に戸惑って流れに乗れなかっただけで、前走の姫山菊花賞健闘でそれを証明。追い切りは力強い脚捌きで最後までシッカリ動けており調整に狂いなし。デキの良さに加えてこれまでの実績からも牝馬同士では地力は一枚上の感が強く、まだ未対戦の手強そうな遠征馬相手でも能力をシッカリ出せればサルサの強さを見せつけるだろう。

○リノワール…さすがに前走の大井レディースプレリュードは相手が強かったが終いの伸びは悪くなかったし、前走の果敢な挑戦は必ず今回への糧になるはず。相変わらず元気さ十分だし馬体も逞しくなっているように映り、これまで以上の走りを見せてくれそうな雰囲気を醸し出している。４走前の兵庫サマークイーン賞で開けられた差を大幅に詰める可能性あり。

▲アランロド…ここ２走は馬体重増加など本来の決め手を発揮できていない。それだけに当日は馬体を絞って出走したいところだが攻め馬での感じならもうひと絞りできそうだ。調整は至って順調でデキ気配も前走時よりは確実に良化している。好位のイン回りがベストなのでこの枠は好材料だし、根比べになるような展開なら勝ち負けまで。

△セイカフォルトゥナ…転入初戦の前走はかなりの重めが影響してか出遅れて競馬にならず。それでも今回は追い切りで優秀な動きや好時計を出せており一変の可能性は高い。実績面でもＪＲＡ準オープンダート戦でハナを叩く速力を持っており、最内枠を生かしての好発からアッサリ逃げ切っても不思議ではない。

×オーケストラピット…重賞では入着が精一杯だった印象も２走前の摂津盃では勝ち馬に迫る末脚を見せれたし、前走でも同じく強烈な決め手を発揮して２着に食い込み成長力を示した。追い切りの迫力ある脚捌きや好時計で終いまでシッカリ動けていることがそれを証明。流れひとつで突き抜けまで期待していいかも。

×エトワールドロゼ…３走前の読売レディース杯で低評価ながらリノワールら強豪馬を力でねじ伏せて勝利。その勝利で覚醒した印象があり２走前の秋桜賞２着、前走の地元強豪牡馬相手に健闘の３着とそれを証明。園田は初馬場だが２走前の名古屋でも問題なく走れたし、デキも良さそうで侮ってはならないだろう。