Odds Park 競馬

２日目(木)のメインレースは９頭立てと少頭数ではあるが、確たる馬が不在で混戦のメンバー構成。流れ次第では波乱になってもおかしくないだろう。そのなかシルクコスモスを本命に推す。前走の３着とようやく復調の気配が窺える。末脚を発揮できれば復活の勝利が見えてくるだろう。相手候補は単騎逃げなら渋太いアップルシェアと末脚は確実なジョアンシーピンの２頭。他には折り合えば一発のあるスケルツァンドや先手を奪えば怖いマイネルアルティマは続く。

シルクコスモスはＪＲＡから移籍２戦目でＡ２クラスを勝利し、その後もＡ１クラスで掲示板に度々載るなど上々の成績を残してきたが、最近は少し低迷気味だった。２走前は５着と久々の掲示板に載ったが、５頭立てだったので実質はシンガリ負け。ただ、前走は同じく５頭立てだったが、３着と馬券圏内に入ってきた。スローペースで終始外を回る厳しい展開だったが、最後までシッカリと伸びてくる内容は良かった。この中間は、速い時計は出していないが、雰囲気が良くて前走でキッカケを掴んだ感じに映った。吉村騎手とは初コンビになるが、シッカリと追ってくる騎手なのでこの馬と合いそう。昨年の９月以来久々の勝利は目前だ。

アップルシェアは昇級戦で初めての1700ｍ戦だった前走はスローペースの逃げではあったが、常にプレッシャーを掛けられる内容で少し厳しかった印象のレース内容だった。今回はクラスも距離も２度目なのである程度の慣れが見込めるだろう。前走よりも出走頭数が増えたことで常にプレッシャーを掛けられる負担は少なくなりそう。スムーズに逃げることができれば以前のような渋太い粘りが発揮できそう。

ジョアンシーピンはどんな流れでも確実に脚を使える馬。今回はＡ２クラスの馬との対戦なので相手関係は厳しくなる。ただ、斤量が53キロという点は有利に働きそう。今回の距離は一度経験をして４着にはいっているがその時は早めに進出して最後は甘くなってしまう感じで今のスタイルの競馬ではなかった。少頭数でスローペースになりそうだが、シッカリと最後の末脚を発揮できるので上位争いまでは加わることができるだろう。少しでもペースが速くなれば一気に突き抜ける場面もあり得る。

スケルツァンドはどの位置からでもレースができる馬。掛かりやすい面がある馬なのでここ最近は折り合いに専念する競馬が続いている。成績は安定しているもののその分勝ち馬からは離されている感じ。以前のようにうまく先行する競馬ができればこのクラス、メンバーでも好勝負は十分に可能。高配狙いならこの馬から勝負が面白いだろう。

マイネルアルティマは1230ｍ戦から1700ｍ戦までいろいろな距離を経験している馬。その中で1230ｍ戦で勝利をあげているが、1700ｍ戦が一番スムーズにレースができている印象。少頭数になったこともこの馬にとって良い材料。同型馬との先行争いが最大のポイントだが、うまく先手を奪えると最後まで渋太い粘り込みを見せることができるので侮れない存在。