Odds Park 競馬

少頭数だがやや混戦ムードが漂う一戦。今回のメンバーを見渡すと勝負どころで素早く反応できない馬が多い印象。よって道中の動きは少なく直線の追い比べ勝負になると想定。そうなれば必然的に前目の位置からしぶとく脚を伸ばせる馬が有利となり、それにピッタリ合致するのがトーホウビースト。前走は勝ち馬の決め手に屈したものの自身も最後まで伸び続け２着。完全にメドは付いたし、叩きつつのさらなる上積みも見込めばもう決め頃。ナムライットウセイは前走落馬の影響なく調整は至って順調。ＪＲＡの実績からも地力上位は明白だけに素早く反撃を誓う。キョウワアーサーは集中力に欠く面を前走で露呈したが、それでも３着まで押し上げたのだから能力は相当。鞍上強化で反応がまともなら好機。 Ｂ１単独戦なら末脚通用ピエナオリオン、シルクイングレイヴは前走同様射程圏の位置から流れに乗れれば。

トーホウビースト…前走7月24日のＢ１戦はカラ馬の動きがレース展開に大きな影響を及ぼしたレース。不利を受ける馬が多数いた中、本馬は逆にスムーズな競馬ができ流れには恵まれた。ただそれを差し引いても、早めから脚を使いながら終いまでしぶとく伸び続けた走りは大いに評価できる。叩き２走目で着実に進境を見せ、さらに良化が見込める今回は園田初Ｖ絶好機。

ナムライットウセイ…移籍初戦の前走はスタート直後落馬のアクシデントで全くの参考外。幸い落馬の影響は無く中１週でも力を出せる状態にある。ＪＲＡ500万下で数多くの入着歴があることからも能力上位は疑う余地がなく、これまでの好走内容から脚質に幅がある点も好感が持てる。仕切り直しの一戦で改めての期待。

キョウワアーサー…前走は２角過ぎから早々に手が動く場面があるなど走りにスムーズさを欠いた。普段の調教でも真面目さに欠く面が見られ、スローの上がり勝負になりやすい1700メートル戦で素直に反応できるかがカギとなりそう。ただ鞍上は泣く子も黙る豪腕木村Ｊにスイッチ。直線の伸びは確実なだけに、手替わりと斤量減で勝負どころのモタつきをカバーできれば。

ピエナオリオン…冬場に比べると暑い時期は案外だが、それでも２走前２着があるようにＢ１級なら現状でも出番がある。多少展開の助けは必要になるが、道中スムーズに捌きやすい少頭数は歓迎だし、今の決め手が生きる馬場状態も味方しそう。末脚のキレに関してはメンバー屈指の存在だけに展開次第では突き抜けまであってもおかしくない。

シルクイングレイヴ…前走は好発を決めた分中団位置から運べたことが功を奏し３着。ペースアップで置かれるが直線に入れば確実に伸びるというのが本馬の特徴。それだけに前走同様なるべく前目のポジションを取ることが好走条件。ごちゃつきにくい少頭数やコースロスなく立ち回れる最内枠を利して連続好走を狙う。