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2015年7月 2日   アルプス特別 (笠松競馬)  

笠松競馬   第10レース   意欲の連闘策 キーヴュー
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース  幸村博之

kasamatu06.jpg 最近のこの条件の傾向からすると名古屋キーヴューだろう。前走は名古屋の勝ち組戦を勝っているし、笠松はC-2で6着だったが上位は現在B級で活躍の面々。ここも先手を取って一気か。そうはさせじと地元勢は1400mで切れが増すハヤトダマシイを筆頭に先行エイシンポロロッカ、自在オグリヒーロー、差すラタンペットロゼメモリーグラスが迎え撃つ。

 キーヴューは前残りの馬場とはいえ特別での逃げ切り勝ちにはびっくり。連闘だが馬体的にはまだ上積みがありそう。気分よく運べれば。「反動もなく元気いっぱい。蹄の状態も問題ないよ。相手関係を考えて地元ではなく笠松を選択した。勝ち負けの期待をしている」。

 ハヤトダマシイはハマればいい脚を繰り出す。これまで特別④⑥④着は1600mだった。1400mの方が思い切って乗れるぶん切れも増す? 「上積みは薄いが、好調の範囲内。出張馬が強そうだが、折り合いを気にせず乗れるこの距離なら力は出せる。前走だけ走れば面白いのでは」。

 エイシンポロロッカは気負い気味になるときもあるが、折り合いがつけばその軽快な先行力は大きな武器となる。2番手に取りつければ。「腹痛で前開催を見送った経緯はあるが、すぐに乗れたので特に問題はないと思う。ここもメンバー次第、相手の出方ひとつだよ」。

 オグリヒーローは名古屋の入着組でも相手なりに走れており、好調さを示している。これからの時季に上積み?も、維持できているのなら。「押せ押せの日程だが、とにかくタフな馬で闘争心もある。良くも悪くも相手なりだし、条件強化でもこの馬なりに動けそうだよ」。

 ラタンペットロゼは特別では流れ込む程度だったが、わずか1走で特別復帰。どうやら勝ち味を思い出したか。時計勝負にならなければ。「引き続き状態は良さそうだよ。もう少し距離は欲しいが、相手なりに走れるタイプ。極端に時計が速くならなければそこそこやれていい」。

 メモリーグラスは平場とはいえ強い内容で3連勝。差す競馬もすっかり板につき、レベルアップ成った印象。強行軍だが、今なら特別でも? 「日程は詰まっているが、体調は維持できていると思う。とにかくこの時季は走りがいいし、地元戦なら恥ずかしくないレースはできるよ」。
 

おすすめ買い目

馬単 10→4 4→10 10→5 5→10 10→2 2→10 10→8 10→9

 

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