Odds Park 競馬

好調馬は多く揃っている今回の一戦ではあるが、若干展開や馬場に左右されやすいタイプの馬も多いように感じる。ならば、ここはＪＲＡ５００万下で小差の競馬を続けていた再転入初戦サンライズシルバーの実績を信頼してみたい。兵庫ではＣ２クラスに在籍していたが、当時はＪＲＡの俗に言うスーパー未勝利戦の終了直後とあって、質の高い転入馬が多く揃っていた。そんな状況ながら２連勝し、アッサリＪＲＡ復帰条件をクリアしていた。ＪＲＡ復帰後は勝利こそ無かったが、近走も一桁着順ではまとめており、年齢的にもまだまだ老け込むような歳でもない。ここは中心に据えたい。ホッコーエイコウとプリンセスミユキは脚質的に今の梅雨空が気になるところだが、よほど馬場悪化とさえならなければ好機十分。マイアヴァロンは逆に雨なら脚質的にもうまく味方に付けられそう。ミライヘノカゼは降級で一考。穴ではカンファーネオ。直線でフワつく気の悪さはあるが、明らかにデキは前走以上だ。

サンライズシルバー…陣営の話では、前走後１ヶ月ほど放牧に出てからの今回転入とのことだが、休養先でもそこまで緩めず乗り込まれていたようで、転入後の追い切り気配からも仕上がりにはまったく問題ないとのこと。以前見られていたカイ食いの細さも、今はマシになっているとの話だった。２ヶ月以来の実戦という点は気にしなくてもよさそうだ。

ホッコーエイコウ…転入当初は乗り込むと疲れやすい面を出していたが、最近はその体質も改善し、前走中間からはビッシリ追い切ってレースに臨めるようになってきた。跳びの大きな馬だけに当日の馬場状態は気になるところだが、今回の大外枠なら少なくとも窮屈な走りになることだけはないだろう。昇級戦でも好機十分。

プリンセスミユキ…前走は雨を含んだ先行有利の馬場状態に加え、勝負どころで故障中止馬の煽りを受けて外に降られる不利もあった。今回の内枠はあまり好ましくない材料だが、鞍上の田中Ｊとは３戦２勝２着１回と相性抜群。このコンビなら軽くは扱えない。

マイアヴァロン…前走は前半３ハロン３７秒４→４ハロン５０秒０のハイラップで飛ばしながらも３着。因みに古馬ＯＰ戦を含む同日全てのレースの中で一番速いラップだった。今回もどれだけペースをうまく作れるかがポイントに。

ミライヘノカゼ…極端な上がり勝負は不得意ではあるが、ジリジリながらしぶとく伸びてくるタイプ。前走も結果６着も勝ち馬とは０秒２差。人気勢が早め勝負に出れば、浮上の目も十分出てきそうだ。

カンファーネオ…前走は休養明けながら馬体がガレてしまっていたために、中間調教も軽めに。その点、今回は一転、追い切り２本とシッカリ乗り込まれた。上積みが期待できそうだ。