Odds Park 競馬

今年もスタミナ自慢の遠征馬が集結したオグリキャップ記念。だが、ブルースイショウは地元のオープンでひと息という馬だし、モズは他地区との力関係が不明瞭。リワードレブロンも昨年はうまくいきすぎた感じがするし、ジャングルスマイルはケージーキンカメに先着できていない。最も怖いユーロビートは休み明けだ。それなら予定の連闘・ノゾミダイヤで何とかなる！

　ノゾミダイヤは東海地区屈指の昇り馬。というかすでに確固たる地位を築いて久しい。未知の距離だが、レースぶりから問題なかろう。前走辛勝も大きく勝たないのがこの馬。最後まで気を抜かずに走ることができればこの相手でも。「連闘は予定通り。着差はそんなになかったが、ギリギリまで追ってなかったし、上がりも問題なくすぐ馬場入りを再開できた。笠松は走りがいいし、期待感を持って臨みたい」。

　ユーロビートは1600万で入着できるうちに南関東に移籍し、あのサミットストーンを破り2400ｍの東京記念勝ち。久々だが、力の違いを見せつける可能性はある。「前走後に硬さが出たのでハリをして休ませた。久々のぶん万全とはいかないが、立ち直りの兆しは感じられるので、好走につなげたいところだね」。

　ジャングルスマイルは2012年の覇者で2013、2014年も２着というオグリキャップ記念巧者。例年通り、いや、それ以上というならやはり上位争いか。また１つ年を取ってどうだ。
　「また１つ年を重ねたが、ひと叩きしてきっちり変わってくるのがこの馬のすごいところ。砂が補充された直後の追い切りだったが、最後まで伸びて11秒台。昨年時よりさらにいい感触だと思う。自分の競馬ができるなら…という気持ちだね」。

　リワードレブロンは12年は８番人気で４着、昨年のひとマクりも９番人気だった。地元でもなかなか勝てぬが、遠征の相手関係になってもそこそこ来るから怖さはある。「ここに向け順調に調整できているし、状態は変わりなくいい。昨年勝ったレースだし、距離はこの馬にとっていいけど、切れる脚がないので展開の助けが必要になる。今回もうまくツボにハマるかどうかだね」。

　モズは中央時は芝の長いところを中心に1600万勝ち。地方転出後も持ち前の先行力を生かして長距離重賞で勝ち負けしている。行き切れればという不気味さはある。「前走後はこのレースを目標に乗り込み、好状態をキープ。環境が変わると好結果が出る傾向があり、初コースでも問題なく対応できるはず。距離延長で折り合い面が鍵になるけど、持ち前のしぶとさを生かして１つでも上位を狙いたい」。

　ブルースイショウは昨年の名古屋・名港盃で２着。それ以後は３着が精いっぱいだが、それが2400ｍの六甲盃だけに侮れない。鞍上も鞍上だし。「最近はテンションが高くなることが多いので、今回は気を乗せ過ぎないよう調整。スタミナは豊富だし、近走は距離を延ばした際に好走することが多いからね。楽しみは持っているよ」。