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2015年3月12日   スプリングカップ(SP1) (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第10レース   牡馬を返り討ち ブラックスキャット
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース  幸村博之

nagoya13.jpg名古屋の3歳戦線を引っ張るブラックスキャット。前走ほどの出来にはないかもしれないが、こういうレースでこそ同馬の末脚を頼りにしたい。やや自信を喪失気味だがハナノパレードメモリードルマンも見限れない。追い切り動いたキモンダッシュが虎視眈々。遠征馬はどれも不気味だが、中では兵庫マキシマムカイザーと川崎ハーモニーウィルに注目してみた。
 
 ブラックスキャットは使いつつ本領を発揮し始め、世代を引っ張るまでの存在に。差す脚があるのでこういうレースで頼りになりそう。「攻め駆けしないから追い切りは平凡だったが、しっかり乗ってきたし体調は引き続きいいよ。遠征馬との力関係の問題だけだね」。

 ハナノパレードは控えても格好つけるが逃げた方がいいのは成績を見ても明らか。素質はここでもヒケを取らぬ。この枠でどう立ち回るか。「寒さが厳しかった当時はもうひとつといった印象があったし、距離なんかも考慮して息を入れたが、調教は順調に積んできた。追い切りもうまくまとめたし、仕上がりはいいと思う。ただ、逃げたときの内容に比べて、2番手からでは物足りないレースが続いている。その要因がはっきりしないし、行く馬が多い今回は何ともねえ」。

 メモリードルマンは気性面からかゲートや走りは粗削り。出来としては強調できないが、一変があってもいいタイプだ。乗り替わりで新味を期待。「時季的なものかカイバ食いが良くなくてね。馬体もいくらか細くなった印象を受けるよ。ここ2走は本来のレース運びができていないし、今の状況ではどうなのかなあ」。

 キモンダッシュは3歳500万ではひと息だったが、③③①着で勝ち上がったのなら好勝負できていい戦績だと思う。攻めの動きからも面白い存在になりそう。「転入前は調子を落とし気味のようでしたが、徐々に馬体が良くなっていますし、追い切りも動きました。上向き傾向でしょう。まだ完璧な状態とはいきませんが、ある程度の期待感は持っています」。

 マキシマムカイザーはレースが動きがちな園田の競馬で逃げ、2番手から(5001)ならなかなかだ。名古屋でさらに持ち味が生きそう。「追い切りは単走でやったが、相変わらずいい感じだった。これまで通りの出来をキープしている。ベストは逃げだが、モマれなければ3番手ぐらいになっても大丈夫。距離もピッタリだし、期待して臨むよ」。

 ハーモニーウィルは3着を外してないのもさることながら逃げて差して自ら動いて立ち回れるのがいい。乗り替わりもこの鞍上なら心強い。「初の長距離輸送になりますが、気性の落ち着いた馬で問題ないと思います。脚質に自在性があり、出たなりでいい位置が取れるのは強み。一戦ごとに力もつけているので、十分好勝負になると思います」。
 

おすすめ買い目

馬単 7→11 11→7 7→9 9→7 7→3 3→7 7→10 10→7 7→4 4→7

 

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