Odds Park 競馬

500万との交流戦は中央馬が圧倒的に優勢の鞍だが、昨年秋から進境を見せる地元イワクラギンガの食い込みに妙味を求めたい。2005年のかきつばた記念を制したあのヨシノイチバンボシの下である。中央馬ではミルコ・デムーロ騎手でやってきたケイリンボスに岩田騎手のロードジェネラル。レイズアセイル、サンライズアルプス、ナッハフォルガーも勝ち負け可能だ。
　
　イワクラギンガは差す競馬に光明を見いだし、このところは早め早めの競馬もできている。ひと皮むけた印象。交流戦でもと思いたくなる。「依然として状態はいいし、距離も向く。とはいえ中央勢との力関係がねえ。気分よく先行できればいいけど、とにかく相手次第になる」。

　ケイリンボスは中央の500万であと少しというレースをしている馬でここに入れば実績断然。取り消し明けはちょうどいいハンデか。「挫石で取り消したが、その後はじっくり立て直して、帰厩後の動きはいいからね。もうひと押しが利かないレースが続いているが、交流戦なら何とかなっていいでしょう」。

　ロードジェネラルは兵庫で３勝挙げるのに苦労していた馬だが、戻ったということはそれなりに期待もあるのだろう。大敗後だが、この鞍上で来たからには無視もできない。「前走は芝1800ｍを試したが、最後でバテてしまった。行きっぷりは良かったので、この条件で変わり身を期待している」。

　レイズアセイルは近走のズブさは気になるが、交流戦の流れならそこそこの位置で運べてもいいのでは。その形なら見せ場は作る。「芝を試したがもうひとつだった。状態は悪くないし、ダートならとは思うが、小回りの1400ｍは少し忙しそうなので…」。

　サンライズアルプスは川崎で２、４着と交流戦にメドはついている。ひと息入れて今度は名古屋。小回りがプラスに作用しそうである。「リフレッシュ放牧明けで仕上がりはいい。外からかぶせられると走る気をなくしたりして気性的に難しいが、モマれずに運べれば」。

　ナッハフォルガーは中央の未勝利条件では掲示板前後だったが、大井の交流戦で一変。休み明けを叩いてまた交流へ。変わる要素は十分だ。「1900ｍの前走はテンにハミをかんでしまったが、距離が短縮するぶん楽だと思う。落ち着きが出て、雰囲気は前回より良くてなっている」。