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史上初の２歳(明け３歳)三冠制覇を狙うセンゴクエースはこれまで８戦無敗と同世代では敵なしでここは相手探しの一戦。その筆頭がホクショウキズナ。重賞では結果を出せていないが、安定感は抜群。キズナに続くのがナナカマド賞２着馬テンカトウイツ、地力強化が目立つキンメダル。

　センゴクエースはここまで８戦して無敗。今回は約２カ月半ぶりの実戦となるが、連日しっかりと調整されているし、本走路練習でも素軽い動きを見せているように、ここを目標に万全の態勢。同世代では実力、実績ともに一枚上の存在。これといった死角もなく、史上初の２歳(明け３歳)三冠達成が期待できる。

　ホクショウキズナはテンに置かれる面があるだけに、重賞で少しでもペースが落ち着くのは好材料。前走のように追走で手間取らなければ、持ち前の登坂力を発揮できる。Ａ１クラスでも常に上位争いしてきた馬でここでも互角以上にやれる力を持っている。勢いにも乗っているし、無視できない。

　テンカトウイツは近２走はともに４着も、馬場の軽重を問わず障害をひと腰でまとめており、安定した内容を続けている。まだまだ馬体は小さいが、障害は巧者で斤量が増加されるここでも対応できる。

　キンメダルはこれまでセンゴクエースに並ぶ８勝を挙げているように、この中でも実力は上位。障害は安定しており、690キロの荷物でも不安はない。末に甘さがあるだけに、終い踏ん張り次第。我慢さえできれば前残りが狙える。