Odds Park 競馬

　昇級初戦の前走は交流戦で地元最先着を果たしたコパノサムタイム。距離短縮は好材料だし、地元馬同士ならＡ級初勝利に王手。この座を脅かすとするならシャドウフェアリー、ウルトラバローズだが、凡走の恐れもあるタイプ。まあスウィフトダンサーも他馬のこといえた義理ではないが、馬場次第ではもう少し粘り込めても。オレタチセッカチも押さえる。

　コパノサムタイムは交流戦の前走は勝ち馬には離されたが、２着争いには０秒２差。地元馬同士で距離が短縮されればＡ級初勝利も見えた!?　「初めての交流戦であれだけの競馬ができたし、たくましくなって進境著しい。ポイントは折り合いだけ。この顔ぶれなら期待できそう」。

　スウィフトダンサーはＢー１特別でひと息だったように強いのがそろうと微妙だが、ここはＢー２のイメージで走れそうな顔ぶれ。前走は逃げ馬苦戦の馬場でもあった。再度すんなり先行なら侮れない。「メンバーがそろうと甘さを見せるが、引き続き状態は良さそうだよ。格上げ戦といっても抜けたのはいないし、自分のリズムで走れれば」。

　シャドウフェアリーはこの辺りまで来ると思うように差せなくなっているが、それでもこの中なら信頼度は上位の部類。まだ追う手だ。「走りが良くないので厩舎で立て直したが、攻め馬の感触からするとあまり強調はできないねえ。力的には遜色ないはずだが、果たして」。

　ウルトラバローズは転入３走目、初の笠松できっかけをつかんだが、その後は走ったり走らなかったり。ただ、マクりきるだけの脚はあるので見限りも怖い。「調教の動きは悪くないですし、この馬なりですね。うまく追走できればといったところでしょう」。

　オレタチセッカチはズバッと決める脚はないが、バテずにじわじわ伸びてくる。着差も少しずつ詰まっているし、もうひと押しあっていい。「勝ち切るにはもうワンパンチ足りないが、持ち時計だけはコンスタントに走っている。速い脚がないので位置取りがポイントになりそう」。