Odds Park 競馬

　Ｂ－１特別ともなるとさすがにこれまでとは相手が違うが、今年も最後まで残った金沢・服部克雄厩舎のエーブガッチャマンが上位勢の一角を崩せば妙味あり。常識的な線では名古屋マヤノフォルゴーレ、トライアンフバイオ、ノルウェーノモリの３頭だろう。リトルマドンナを押さえる。

　エーブガッチャマンは今年の遠征も⑥①②①着。昨年もＣ級下位だが②①⑤②①着と、当地の相性はなかなかだ。馬群について行ければ。「調子を上げるシーズンと馬場の相性が相まって、今年も復活してくれた様子。相手は強くなるが、ひとつでも上位を目指して頑張りたい」。

　マヤノフォルゴーレは楽な相手とはいえ中団からの競馬で結果を出せたのは一歩前進。外へ張るような面を見せなければ特別でも好勝負だ。「相手が強くなりますし、外へモタれたりで難しい面も抱えています。具合は良好ですが、果たして…」。

　トライアンフバイオは３歳戦で快進撃を見せた素質馬が復活。距離は不問だし、自分で競馬を作れる強みもある。特別３走目で今度こそ。「使い込めない体質。体調面は強調できないが、いつもこんな状態で頑張っている。自分の競馬ができれば通用していいんじゃないのかな」。

　ノルウェーノモリは何かしら強いのがいて勝ち切れていないが、まだ一度も馬券から外れていないのが魅力。出来も引き続き良さそうなら。「切れる脚はないが、バテないのが取りえ。本来はもう少し距離の欲しいタイプだが、ここなら差はないだろう。楽しみは持っている」。

　リトルマドンナは１月から開業した栗本厩舎の筆頭格。５歳になったが一戦ごとに力をつけているなあという印象。４走前の１秒１差５着、２走前の１秒５差６着以上を期待。「数を使っているが、引き続き状態は良さそうだよ。いつもなら善戦止まりの条件だが、今回は1400ｍ。この馬なりに前進も可能では」。