Odds Park 競馬

【結論】
栄冠賞優勝馬のティーズアライズ、フルールＣ優勝馬のコパノハートは９月７日にＪＲＡ札幌競馬場で行われるすずらん賞(芝1200メートル)に出走予定のため不在だが、今年の２歳牝馬は層が厚く、ここも好素質が揃った。サプライズソングの出走取消(枠順発表後に右前管骨骨膜炎のため)は残念だが、出走11頭どの馬にもチャンスがありそうだ。その中でもルージュロワイヤルの潜在能力の高さに注目する。ここまで３戦２勝だが、栄冠賞でもスムーズな競馬ができていたら勝っていたと思える内容だった。初戦の勝ち時計はかなり優秀だし、ここは重賞初制覇のチャンス。相手は栄冠賞２着のフィーリンググー。前走は1000メートルの忙しい流れに対応できなかったが、1200メートルなら重賞で好走した力を見直したい。フルールＣで期待を裏切ったドンローズもオープン勝ちの距離で巻き返しを狙う。２連勝中のステファニーラン、この距離では大崩れがないマイファンファーレにも注意。

【詳細解説】
ルージュロワイヤルの前走はスッと３番手につけると、４角では先行する２頭の外に並びかけて、直線は余裕を持って抜け出す横綱相撲だった。栄冠賞の敗因はスタートがすべて。それが改善された今、重賞でもＶ有力。

フィーリンググーの前走は初めての1000メートル。忙しい競馬が向かなかったのか、後方からの競馬で５着まで追い上げるのがやっとだったが、今回は1200メートルに戻っての一戦。スーパーフレッシュ勝ち、そして栄冠賞で２着と好走した距離で巻き返す。

ドンローズのフルールＣはコパノハートのスピードに圧倒され、最後まで抵抗できなかったが、スタート直後にアクシデントがあったことを考えれば、あの一戦だけで評価を下げることはできない。アタック、オープンを連勝した力の持ち主。ここは改めて期待。

ステファニーランは初勝利までに５戦を要したが、この１勝でひと皮むけたのか、続くオープン特別も快勝して２連勝。その特別２着のジェットシティはのちのブリーダーズＧＪＣ２着馬。それを負かしての勝利は大きな価値がある。牝馬限定のここはＶ３も可能。

マイファンファーレはここまで５戦して①③④②⑥着。崩れたのは1700メートルと1000メートルのみ。1200メートルは３回走り新馬勝ちを含め、オープン特別でも常に馬券に絡んでいる。３番枠の今回なら先手は可能。自分のペースに持ち込めれば前々走の再現も。