Odds Park 競馬

10頭立てと少し寂しいメンバー構成になった今回のメインレース。メンバーレベル的にも多少小粒な印象だが、なかなか混戦で一筋縄にはいかないだろう。その中、転入２戦目のアポロヌリーを本命に推す。前走は少し距離が長かったので今回の距離短縮は良い材料。今回でキッチリ決めてくれそうだ。相手候補は昇級戦だが前走勝ちから勢いのあるシャインメソッドと前走初めての古馬混合戦で上々の結果だったブレイヴハンターの２頭。他にはスンナリをハナに行けば渋太いステディネスやキュートの粘り込みも侮れない存在。

アポロヌリーは今回がＪＲＡから転入２戦目。初戦だった前走は1700ｍ戦に出走。道中は掛かり気味で折り合いに苦労している感じだった。それでも４着に入ったことは力のある証拠といえる。この中間も雰囲気は変わらず良く、追い切りの動きも軽快そのものだった。今までＪＲＡ在籍時には芝の1600ｍ戦が一番長い距離で、ダートでは1400ｍ戦が最高距離と短い距離で使われてきた馬。今回の距離短縮は大きなプラス材料になりそう。前走はＡ２Ｂ１混合戦で格上馬もいたが今回はＢ１単独と相手関係も多少楽になっている。２戦目でキッチリ決めてくれるだろう。

シャインメソッドは今回が昇級戦。２、３歳時にはオープンクラスで走っていたが古馬混合戦になると成績は今ひとつ。それが休養後は３戦して２勝２着１回と好成績をあげている。前走は道中２番手からレースを進め、直線に入って力強い抜け出しで着差以上の強い勝ち方だった。今回はその時よりも相手が強くなるが、勢いは一番。夏場は実績よりも勢いのある馬が好走するという言葉通りに昇級戦でも期待できそうだ。

ブレイヴハンターはメンバー唯一の３歳馬。兵庫ダービー７着後は２度ＪＲＡに遠征して強い相手に揉まれてきた。前走は地元では初めての古馬との混合戦だったが、勝負所から進出してくる脚は見所十分でこのクラスでは力が上位というところを見せた一戦だった。末脚がシッカリしているタイプなのでうまく流れに乗れれば一気に突き抜けてもおかしくない。一発を秘める存在で侮れない。

ステディネスはここ２走成績は今ひとつだが、自分のペースで逃げることができれば最後まで渋太い粘りを発揮する馬。この馬と同じ様に先行する競馬をしそうな馬が他に数頭いるので単騎でハナに行けるかどうかがこの馬にとって最大のポイントになりそう。そういう点では今回は大外枠に入って揉まれずに道中進めそうなことは好材料といえる。人気は無いが怖い一頭だ。

キュートの前走は少し速いペースでこの馬にとって厳しい流れだった。理想は逃げることだが、番手からでもレースができるのでハナに拘らないだろう。スンナリと先行集団に取り付くことができれば最後まで渋太い粘り込みを発揮できそう。