Odds Park 競馬

【結論】
今年は８頭立てだが、現オープンの最強メンバーといっても過言ではない豪華メンバーが顔を揃えた。前々走の星雲賞で重賞初制覇を決めた今年の成長株グッドグラッドに注目したが、昨年の覇者スーパーパワーも休み明けを２度叩かれて着実に良化している。地力が地力だけに勝機は十分。バルーンは門別1800メートルのレコードホルダー。星雲賞は距離が少々長く折り合いを欠いたが、得意の距離なら首位争いへ。目下３連勝と勢いに乗るニシノファイター、まだ底が割れていないトミケンヒーローも侮れない。

【詳細解説】

　グッドグラッドは星雲賞で重賞初制覇。前走は57キロを背負い最後は力で捩じ伏せて快勝。ここに来て２連勝。成長した姿をハッキリと見せつけた。今回は宿敵バルーンとの再戦だが、コスモバルク記念時よりもパワーアップした今なら首位有望。

　スーパーパワーは長期休養明けで重賞２着。コスモバルク記念でこの馬の底力を改めて見せたが、ひと叩きされて馬体が絞れた前走ではメンバー最速の上がりを計時。ここまで動けば完全復調とみていいだろう。昨年のこのレースの覇者。連覇も可能。

　バルーンは５回門別戦が濃霧で取り止めとなり、ここは２カ月ぶりの実戦になるが、攻め量に不足はなく万全の態勢。星雲賞は距離が少々長かったのか、道中折り合いを欠くシーンが見られたが、門別で４勝、レコード勝ちがある1800メートルなら心配は皆無。星雲賞の雪辱へ。

　ニシノファイターは目下３連勝。前走は星雲賞２着のスーパーパワーに快勝。相手が56キロに対して、この馬自身57キロを背負って押し切るのだから、今の充実ぶりがわかる。中間の動きも迫力満点。重賞で更に相手は強化されたが、そう簡単には崩れない。

　トミケンヒーローの前走は2000メートルで58キロと初モノづくし。道中折り合いを欠くところもあった。それでも４着と崩れなかったのは力のある証拠。中間、坂路で２週続けて35秒台をマーク。デキに関しては申し分ない。重賞初挑戦でも57キロなら一発警戒。