Odds Park 競馬

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《ダービーのポイント》　
主役は文句なくクーヨシンだ。２歳時の福山２歳優駿を皮切りに、３月の福山プリンセスカップに至るまでの全重賞を完全制覇。前走の佐賀戦は輸送減りに泣いたが、地元戦なら話は別。スプリントで押し切る公算大で１冠当確。ヒモ探しが焦点だが、これも３歳の力関係を考えるとアグリノキセキ、トールキングで平穏。前者はまだ馬に幼さも、五分のゲートで位置さえ取れれば二枚腰で応戦か。後者はヒザの違和感でハードに追い切れなかったものの、体と気合は十二分。道中スムーズに折り合えば一瞬の爆発力で上位争い必至。他では一枚落ちだが、終い確実な末脚が武器のオブリラブ、距離が延びてカンピオーネロサを３着狙いで一考。

《レース展開》スロー
先行　①⑥
好位　④②⑨
中団　⑧⑤
後方　③⑦

◎クーヨシン　《重賞Ｖ５で１冠だ》　２歳時の福山優駿を皮切りに、明け３歳のプリンセスカップに至るまで全重賞を完全制覇するなど、同世代では敵なし。佐賀のルプラン賞では輸送競馬での弱点（若草賞からマイナス10㌔）がモロに顔を覗かせたが、地元戦なら話は別。遠征疲れが
癒えてカイ食いがアップし、気合面も充実。スピードで｢１冠｣目前だ!!

○アグリノキセキ　《ここへ備えて》　前走はプラス９㌔と余裕のある仕上げで明らかにダービーを意識した造り。２番手マークで後続が一気に押し寄せた時、反応が鈍ったのはそのためか。まだ精神的な幼さは残るが、スピードレベルそのものはクーヨシンを上回る。逆転戴冠へ勇躍。

▲トールキング　《潜在能力に注目》　弥生賞のあと、ヒザに違和感が生じて休み休みのローテ。持久力を要求される９ハロン戦でハードな追い切りをセーブせざるを得なかった点がどう影響するかだが、体のハリと気合は十二分。潜在能力が高く、道中折り合えば爆発力で首位へ肉薄。

△オブリラブ　《一瞬の脚で穴候補》　ここ２戦の古馬戦で差しに徹し、実にしぶとい競馬。一線級相手の９ハロンだが、ひと脚生かせれば…。

×カンピオーネロサ　《牝馬の№２》　デビュー当時から牝馬の大物級ととして脚光を浴びた器。インパクトに欠ける昨今の走りだが、資質で…。

　ムツミクロフネ　《成長力スロー》　昨暮ヤングチャンピオンの直前に不安発生で一頓挫も、徐々に軌道修正。距離が1800に延びて３着は…。

　シゲノチコク　《バテない強みも》　自分の位置からバテない強みも、相手が一線級で条件的に厳しい立場。ペース泣きが不安。

　エイシンホース　《1800㍍は歓迎》　格下で力関係で見劣るが、終いの脚に持久力。1800戦なら３着は可能性があってもいいはず。

　ブイアールヒーロー　《相手が…》　速い脚が備わって好ムードも、役者が揃いすぎたという印象が強い。力の差が歴然で…。

《ダービー突撃レポート》
↑クーヨシン（馬体回復で上昇線）
藤井美助手「佐賀遠征後はカイ食い
も上向き好ムード。毛づやも良好で
力は十分に出せるはずだ。馬体が回
復していればスピードで押せそう」

↑アグリノキセキ（スタート次第）
高本友師「出来は前回並みで順調な
仕上がり。スタートに甘さも、五分
に出てスムーズ先行パターンなら可
能性があってもいい。発馬がカギ」

↑トールキング（出来七分も力で）
岡崎騎手「動きに硬さがあり、本来
の出来にほど遠いが、能力は確か。
折り合ってパワーを生かせれば…」

→カンピオーネロサ（距離は魅力）
周藤騎手「この馬なりに順調な姿。
一線級だが、バテない脚で善戦も」

→ムツミクロフネ（メンバー強力）
桜井厩務員「出来は上げ潮ムードだ
が、条件的に不利。入着あれば…」

→シゲノチコク（しぶとい脚で…）
黒川騎手「この馬なりの出来で順調
な仕上がり。粘っこさで善戦可能」

→オブリラブ（距離延長でどうか）
中西助手「ここ２戦がコンスタント
だが、まだ体が淋しい。1800は…」

→エイシンホース（距離魅力も…）
成松助手「追って味があり、1800は
歓迎。ただ一線級相手で流れが…」

→ブイアールヒーロー（条件が…）
藤井厩務員「パワーアップしている
が、最強クラスで1800だと厳しい」

《調教タイムと状態》
①クーヨシン　　　　        ●◎●  ↑
前良 佐原       554 408 271 117 直強め
５稍 佐原       580 423 280 127 馬なり
10良 佐原       533 387 256 111 強め
※遠征後もすぐに乗り込み、最終追
い切りも迫力の動き披露。Ｖ態勢。

②シゲノチコク　　　        ◎◎◎  →
前良 黒川       581 429 287 126 馬なり
10良 黒川           450 295 127 馬なり
※心配された細化はないし、動きも
実にリズミカル。調子ハイレベル。

③オブリラブ　　　　        ◎◎◎  →
前　　長め入念
10良 山田祥         460 300 136 馬なり
※スキッと仕上がった体に、強い追
い切りは不必要。順調に出来推移。

④カンピオーネロサ　        ◎◎●  ↑
前稍 周藤           458 298 132 馬なり
10良 周藤       562 400 258 116 直強め
※細めに臆せず、距離に備えてビシ
ッと攻めた。暖かくなり体力回復。

⑤ムツミクロフネ　　        ◎○◎  →
前稍2池田       570 415 274 120 直一杯
10良 池田       569 412 271 114 一杯
※シャドロールを装着するなど装備
工夫。稽古も意欲満々、変身気配。

⑥アグリノキセキ　　        ●◎◎  ↑
前良 三村       529 378 253 121 強め
３不 三村           478 313 147 馬なり
６良 三村       580 411 269 121 直強め
10良 三村       520 371 246 113 一杯
※気迫込めた意欲の追い切り。調整
ピッチもグンと上がり、出来一変。

⑦エイシンホース　　        ○◎◎  →
前　　連斗のため入念
今回 連斗のため入念に
※気合を全面に出し、連戦の疲れな
ど全く感じさせぬ。元気一杯の姿。

⑧トールキング　　　        ◎◎○  →
前良 岡崎       529 393 267 124 強め
※状態面を気遣うなど、乗り込み中
心の調整。前走からみると下降線。

⑨ブイアールヒーロー        ○◎◎  →
前稍 岡崎       572 418 277 127 馬なり
今回 連斗のため入念に
※脚取りスムーズにテンポよく乗り
込む。体調安定、態勢に不足なし。