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【結論】
豪華メンバーが集結して目移りするが、昨年の道営記念を優勝したショウリダバンザイに期待した。大井遠征はひと息に終わったが、疲れがあった様子で、冬場はしっかり休養して春に備えてきた。中間の追い切りの動きは申し分なし。昨年２着の雪辱へ。リフレックスは道営記念でショウリダバンザイに敗れたが、負けても２着を確保したところは地力の高さ。今回は1800メートル。重賞の赤レンガ記念、瑞穂賞を勝った距離なら逆転は可能。門別コースでは４戦３勝と底が割れていないダブルオーセブン、昨年の覇者クラキンコ、転入馬のプロフェッショナル、ジョーモルデューも中央では準オープンで活躍していただけに無視できない。

【詳細解説】　　
ショウリダバンザイは１番人気のプレッシャーの中で２着のリフレックスに４馬身差をつけて道営記念を完勝。心身ともに成長した姿を見せ、古馬の頂点に立った。その後の大井遠征では９、８着と振るわなかったが、疲れがあった様子で冬場はじっくり休養して春に備えてきた。４月30日の追い切りでは好時計をマーク。あの動きなら態勢は整ったとみていい。昨年２着の雪辱へ。

リフレックスは昨年の道営記念で優勝したショウリダバンザイに４馬身差をつけられての２着だった。完敗といわれても仕方ないが、2000メートルでのレース。今回は１ハロン短縮されて1800メートル。赤レンガ記念、瑞穂賞(いずれも重賞)勝ちと同じ距離なら、当然、見直しが必要。冬期間は遠征にいかず地元で調整。万全の状態で緒戦に臨めるだけに目が離せない。

ダブルオーセブンは全５勝中、芝で２勝。３歳時はＪＲＡの共同通信杯(Ｇ３)に挑戦して５着。そういった背景から芝向きの印象が強いが、門別で４戦して３勝をマークしているように、当地の馬場とは好相性。オープンの一線級が相手でも、南関東で戦ってきた面々を考えれば力量差はないはず。地元に戻り今一度注目。

クラキンコは瑞穂賞、道営記念では期待を裏切る結果となってしまったが、３歳時には史上初牝馬による三冠制覇の偉業を達成。実力は誰もが認めるところ。昨年のこのレースの覇者でもあり、力さえ出し切れば連覇も夢ではないはず。稽古量はどの馬にも負けていない。初コンビとなる五十嵐騎手の手腕にも注目。

プロフェッショナルは移籍前(佐賀戦)の内容に不満が残るが、ＪＲＡで1000万条件を２勝。準オープンで３着の実績。あれがこの馬の実力でないことは確か。ホッカイドウ競馬に移籍して今回緒戦になるが、乗り込みは十分で力は出せる仕上がり。もともと素質を高く評価されていた馬だけにまともに走ればアッサリのシーンまで。
　
ジョーモルデューは今年ＪＲＡから移籍。ＪＲＡでは４勝を挙げて準オープンに在籍していた。全４勝中、３勝が今回走るダート1800メートルでマークしたもの。持ち時計１分49秒４は今回出走メンバーの中では一番。いきなり通用しても不思議はないだろう。追い切りの動きも良く、侮りは禁物。