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2012年4月18日   東京スプリント (大井競馬)  

大井競馬   第11レース   叩かれて今度は本領発揮するスーニ
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

ooi22.jpg【中央所属馬の評価】

JBCスプリント王者が3頭出走と豪華な顔ぶれとなったが、その中でも中心は昨秋のJBCスプリントをレコードで制したスーニだろう。JBCスプリント制覇はこれで2度目。昨年夏のサマーチャンピオンから4連勝は、レコードも2度記録と、王者復活に相応しい強さだった。今年初戦の前走黒船賞は案外だったが、叩いて復調なら文句なしの主役だろう。

セイクリムズンは昨年、地方のダートグレード競走に積極的に参戦し【2-2-0-1】の好成績。粘り強い走りで、昨年のJBCスプリントでスーニの2着は褒められていい内容だった。前々で動けるのが強味で、チャンスはあるだろう。

ここ2戦ひと息だが、怖いのはセレスハントだ。昨年のこのレースの勝ち馬で、大井1200メートルの適性は十分。昨秋のJBCスプリントもスーニとは0.4秒差。流れひとつで逆転可能な差だ。

ダイショウジェットはベスト1400メートルで、この距離では追走が厳しいか。直線強襲も逆転までは…。

評価が難しいのがサマーウインドだ。一昨年のJBCスプリントの覇者で、当時、ナイキマドリードを寄せ付けない圧倒的なスピードで、強烈な印象を残した。昨秋のJBCスプリントは休み明けでも見せ場十分のレース。久々でも走れる気性だけに、ここはやはり注意しなければならない。


【地方所属馬の評価】

昨年のNARグランプリ最優秀短距離馬ナイキマドリードは、昨年重賞3勝で、ダートグレード競走のさきたま杯を完勝。スーニ、セレスハントらを完封しているのだから、地力は十分だ。前走フェブラリーステークス挑戦を度外視すれば、巻き返しても不思議ではない。

10歳の古豪フジノウェーブは5年前のJBCスプリント勝ち馬。今のところ唯一、地方競馬所属馬のJBC勝ち馬である。前走の東京スプリング盃3連覇達成など、戦力は衰えないし、大井1200メートルの重賞4勝。昨今はややズブさを増した印象でどちらかというと1400メートル以上の方が走りやすい感じだが、地元なら無様な競馬はしないはず。

スターボードはJRAから転入2戦、1200メートルを2・1着。いずれも好位、番手に取り付いて走りがいい。大井の馬場が合う印象で、相手強化も注意が必要だ。

シーズザゴールドも前走にいくらか復調気配で、目は放せない。

バトルファイターは力を付けているし、1200メートル短縮は歓迎だろう。前々で流れに乗れれば穴で一考。

ダイワディライトはここ目標に乗り込むも、さすがに相手が強い。ファイナルスコアーはJRAから転入初戦の前走を叩かれたが、1秒7差9着。叩かれてどれだけ上向くか。同じくJRAから転入初戦の前走を叩かれたグランドラッチだが、カメラステークス3着、クラスターカップ2着の実績もあり、こちらは案外侮れないかもしれない。

ラインジュエルは前走久々に使った1200メートルの感触が良かった。ただ、今回は相手が違うか。

コアレスピューマは昨年の3着馬。相手なりに走る馬で着なら望めるが、といったところ。

高知のグランシュヴァリエは1200メートルは初距離。園田FCスプリントで820メートルの経験はあるが、追走で一杯だった。ここも厳しいだろう。

【解説者の予想】

叩かれて上積み必至のスーニが、今度は本領発揮だろう。一時は早熟かと言われたが、昨年5歳の復活以降は完全復活以上と言える。

黒船賞を逃げ切り波に乗るセイクリムズンも、勢いそのままに正攻法で連勝を狙うだろう。ただ、同型、先行勢も揃っており、うまく折り合えるかどうかがカギ。

昨年の覇者セレスハントは馬場適性十分で、強敵。近況はひと息だが一変の可能性あり。サマーウインドは気配次第、もつれてダイショウジェットまで。

 ◎ スーニ
 ○ セイクリムズン
 ▲ セレスハント
 △ サマーウインド
 △ ダイショウジェット
 △ ナイキマドリード
 △ フジノウェーブ

おすすめ買い目

馬単 4→7 7→4 4→12 12→4 4→16 16→4 7→12 12→7 4→14 4→15

 

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