レース展望・予想

実力断然アダムズアップル「サザンクロス特別」（名古屋競馬）

2017/07/21

7月21日（金）の名古屋競馬メイン第11レースは「サザンクロス特別」（A級3b組、名古屋競馬場1600メートル）。

昨今の3組特別はすんなり収まるケースが少ないが、1000万クラスから移籍してきた中央2勝馬、◎1 アダムズアップル（牡6、湯前良人厩舎）がいれば話は別か。転入前の川崎遠征では入着こそ逃したものの、積極的なレースで勝ち馬から1秒差6着に踏みとどまっている。中央1000万特別でも5戦中、3度のひと桁着順があるように、3組なら明らかに力上位の存在。中央でも先行できる高いスピードは、小回り当地コース向きとも考えられる。稽古メニューが軽めで手探り面のある転入初戦だが、ワンクラス上の力とスピードを素直に信頼したい。

ポイントは紙一重の次位争いだが、○7 トラヴィス（牡6、坂口義幸厩舎）を上位視。前走4着はもろ刃の剣と言える内枠が、甘いスタートとなって大きくマイナスに作用した。後方からのレースを余儀なくされ、しかも包まれてなかなか進路を見いだせない、不利が重なった。それでいて直線だけでコンマ2秒差4着まで追い上げる内容ある走りを披露。A級への昇級初戦だが、上位争いが十分できそうだ。

また、安定した先行力を持つ▲4 クロスアンジュ（牝4、角田輝也厩舎）、△5 リップルトウショウ（牝4、今津勝之厩舎）はそれぞれA級2、3戦目。クラス慣れが見込め、うまく流れに乗ってレースを進められれば、当然前進が期待できる。

また、相変わらず掲示板止まりの近況だが、大崩れしない△6 トーホウボンバー（牡6、原口次夫厩舎）も3連単候補なら。


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馬単　1→4・5・7（3点）
3連単（フォーメーション）　1→4・5・7→4・5・6・7（9点）

サザンクロス特別の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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