レース展望・予想

確実に良化ニュータカラコマに期待「オッズパーク賞スタリオンカップ」（ばんえい帯広競馬）

2017/06/04

6月4日（日）のばんえい帯広競馬メイン第10レースには、「オッズパーク賞スタリオンカップ」（3歳以上選抜）が行われます。昨年度の種牡馬リーディング上位5頭の産駒を2頭ずつ選抜しての一戦です。

格付けはフジダイビクトリー、ニュータカラコマのオープン一番手から、下はB2級のオホーツクノタカラまで差が大きく、重量も最軽量がフェアリードールの640キロ、650キロがオホーツクノタカラ、660キロがソウクンボーイ、セイコークイン他2頭、680キロがフジダイビクトリー、ニュータカラコマ他1頭。その差は最大40キロと大きく付いていますが、やはりオープン馬の力上位は明白と言えます。

◎3 ニュータカラコマ（牡9、尾ケ瀬富雄厩舎）680キロを本命に推します。今季初戦の青葉特別は5着、続くばんえい十勝オッズパーク杯は大外10コースでの競馬となりましたが直線追い上げて4秒5差の3着。前走のサテライト石狩記念でもオレノココロの3秒3差の3着と勝ちきれませんが、確実に良化し着差も詰めています。何よりも今回は、ライバルのオレノココロやコウシュハウンカイなどが不在のため、この馬の前で競馬をする馬は限られ、自分の展開が作れるのが一番の強みと言えます。

○6 フジダイビクトリー（牡9、中島敏博厩舎）680キロが対抗です。ばんえい記念4着以来で今季初出走となります。今季から中島厩舎に転厩となり、仕上がり状態も万全での出走となります。

▲7 ソウクンボーイ（牡7、西邑春夫厩舎）660キロが3番手です。ニュータカラコマ、フジダイビクトリーの一騎打ち模様ですが、その2頭に離されずに追走できます。ばんえい十勝オッズパーク杯では13秒差をつけられて4着と敗れていますが、前走自己条件のつつじ特別ではシンザンボーイと直線で叩き合い0秒7差押さえて1着と今季初勝利を挙げています。

△8 セイコークイン（牝7、岡田定一厩舎）660キロも好調を持続している、障害巧者の快速牝馬です。

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（文／小寺雄司）


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