レース展望・予想

力の違い見せるかヴィーナスアロー「あての木賞」（金沢競馬）

2016/12/23

12月23日（祝・金）の金沢競馬メイン第11レースは、「オッズパーク杯・あての木賞」（2歳奨励・抽選馬、金沢競馬場1500メートル）です。地元デビュー馬ばかりによる準重賞で、ヤマミダンスが不在ならヴィーナスアローが力の違いを見せつけそうです。

◎11 ヴィーナスアロー（牝、金田一昌厩舎）は、前走の金沢ヤングチャンピオンで連勝を止められたヤマミダンスにリベンジを狙いましたが、追い上げ届かず2着でした。しかし4コーナーを回った時には先頭を走るヤマミダンスと10馬身以上の差がありながら、直線だけで3馬身差まで詰めており、今年の金沢2歳勢の中ではヤマミダンスと並んで抜けた存在です。今回は57キロと他馬より2キロ以上重い斤量を背負いますが、ライバル不在のメンバー構成なら決め手の違いを発揮して意地を見せたいところです。

注目は相手探しで○6 ゴールドハリアー（牝、黒木豊厩舎）が有力です。金沢ヤングチャンピオンでは10着に敗れましたが、3コーナー手前から早めに動いて3番手まで浮上し、見せ場はありました。メンバーが下がって久々のVチャンスと思えた前走を3着に取りこぼしたのは痛かったですが、今回の顔触れなら久々の2連対が見込めそうです。

▲8 ノアタン（牝、加藤和義厩舎）は発馬に課題はありますが、直線に向くと堅実に伸びてきます。前走のように追走で後方に置かれると苦しいですが、連続2着に好走した2、3走前のように離されず追走できれば上位進出が狙えます。

△2 アクティブムーン（牝、加藤和義厩舎）はこのところ末脚不発のレースが続いていますが、新馬戦ではヴィーナスアローの2着に入った実績があります。来季に向けてもここでリズムアップのきっかけをつかみたいところです。

実況アナウンサー泣かせの△5 アンドロメダザダゾ（牡、奥高平厩舎）は未勝利ながら、4戦連続2着と安定している差し脚から警戒は必要です。

＜おすすめの買い目＞
馬単　11→6・8・2・5（4点）
3連単（フォーメーション）　11→6・8・2・5→6・8・2・5（12点）

あての木賞の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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