レース展望・予想

小回り名古屋で先行力生きるケイティブレイブ「名古屋グランプリ」（名古屋競馬）

2016/12/15

12月15日（木）の名古屋競馬メイン第11レースは「第16回名古屋グランプリJpnII」（名古屋競馬場2500メートル）。

国内ダートグレード最長のマラソン重賞は名古屋競馬師走の名物レース。現在、JRA勢が13連覇中で、8年連続して上位3着までを中央勢が独占し、JRA勢が圧倒的優位を誇る大会でもある。地方勢から地力ある大井・ユーロビートに、東海のエース・カツゲキキトキトが参戦し、真っ向勝負を挑むが、今年もそのトレンドに変わりはなさそうだ。

V最短は、白山大賞典JpnIII、浦和記念JpnIIとダートグレード連勝中でメキメキと力を蓄えてきた勢いある3歳馬、◎3 ケイティブレイブ（牡3、JRA・目野哲也厩舎）だ。他にも兵庫チャンピオンシップJpnII優勝、ジャパンダートダービーJpnI準Vと、地方遠征でセールスポイントのスピードを存分に発揮している。初めての長丁場の戦いとなったが、日本一直線が短く、小回りコースの名古屋なら、いっそう先行力が生きてくる。

最大ライバルはラストランを迎える○6 アムールブリエ（牝5、JRA・松永幹夫厩舎）。馬なりのまま制した昨年の快勝劇は名古屋ファンの脳裏にまだ鮮明に残っている。兄アウォーディー、弟はラニ、さらに母は天皇賞（秋）馬ヘヴンリーロマンスと超良血馬で、2000メートルを超えるダートグレードで5V。スタミナに勝負根性を兼ね備えている。白山大賞典ではケイティブレイブに1馬身及ばなかったが、斤量差がなくなる上積み材料を味方に有終の美を飾るか。

▲8 モズライジン（牡4、JRA・矢作芳人厩舎）は、確実に伸びる末脚に定評がある。3月の名古屋大賞典JpnIII（3着）に続いての参戦でコース経験はあり、前走のオープン3着は出遅れも影響した。差し勝負に持ち込みたい。

△1 ストロングサウザー（牡5、JRA・久保田貴士厩舎）はモロさも同居するタイプだがダートグレードを2勝し、白山大賞典では2強と好勝負している。軽視できない存在だ。

また、△7 メイショウヒコボシ（牡5、JRA・安達昭夫厩舎）は先行力があり、ダートグレード向きタイプで3連単候補に欠かせない。

＜おすすめの買い目＞
馬単（マルチ）　3⇔1・6・7・8（8点）
3連単（フォーメーション）　3→1・6・7・8→1・6・7・8　1・6・7・8→3→1・6・7・8（24点）

名古屋グランプリの出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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