レース展望・予想

雪辱期すグルームアイランド「中日杯」（金沢競馬）

2016/12/11

金沢競馬の年末を締めくくる「第52回中日杯」（金沢競馬場2000メートル）が12月11日（日）のメイン第10レースで行われます。昨年は1900メートル戦に距離が短縮されてリニューアルされましたが、今年は春の百万石賞が2100メートルに見直された影響もあって、2000メートルで実施されます。

前回の北國王冠でまさかの2着に敗れた◎5 グルームアイランド（牡5、高橋俊之厩舎）が雪辱に燃えます。前走は先に直線抜け出したジャングルスマイルを外から交わして勝ったかと思われましたが、内を突いたトニーポケットに伸び返されてしまい、悔しい2着に敗れてしまいました。その後はここ目標に乗り込まれ、さらに気配は上向いています。2000メートル前後の距離がもっとも末脚が生かせるだけに、今度こそ差し切って中日杯連覇を果たしたいところです。

メンバー最高齢の○12 ジャングルスマイル（牡10、金田一昌厩舎）もまだまだ衰えていません。前走の北國王冠ではヒロノプリンスにハナを譲る格好になり2番手からのレースとなりましたが、3コーナーで先頭に立つと追い上げてきたグルームアイランドと競り合って抵抗し3着に粘り込みました。中日杯はこれまで5回出走しながらすべて2着と連絡みしており、今回も前々で運べれば古豪の意地を見せてくれそうです。

▲9 トウショウプライド（牡6、佐藤茂厩舎）は今年A1組で5勝ともっとも活躍した一頭です。グルームアイランドには2走前の1700メートル戦で2着に敗れていますが、ジャングルスマイルが勝った百万石賞では追い上げをクビ差しのいで2着に踏ん張っています。早めに先頭へ抜け出す展開に持ち込むことができれば、グルームアイランドの猛追をしのぐシーンは考えられます。

△4 トニーポケット（牡7、佐藤茂厩舎）も再警戒は必要です。北國王冠は展開に恵まれた面もあったとはいえ追ってバテないしぶとい強さを見せました。再び追い比べの展開になるなら出番がありそうです。

△8 コスモマイギフト（牡7、金田一昌厩舎）は北國王冠で直線の伸びを欠いて4着でしたが、グルームアイランドに詰め寄るシーンはあっただけに距離短縮で見直しが必要です。

＜おすすめの買い目＞
馬単　5→12・9・4・8　12・9→5（6点）
3連単（フォーメーション）　5→12・9・4・8→12・9・4・8　12・9→5→12・9・4・8（18点）

中日杯の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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