レース展望・予想

巻き返し期すヴィーナスアロー「兼六園ジュニアカップ」（金沢競馬）

2016/11/01

未来優駿2016シリーズのラストを飾る「第18回兼六園ジュニアカップ」（JRA認定2歳重賞、金沢競馬場1500メートル）が、11月1日（火）の金沢競馬のメイン第11レースで行われます。

金沢シンデレラカップを快勝したヤマミダンスが来週8日に笠松で行われるラブミーチャン記念に向かうため、3着だったヴィーナスアローの巻き返しが期待されます。

デビューから5連勝で2歳牝馬重賞の金沢プリンセスカップを制した◎4 ヴィーナスアロー（牝、金田一昌厩舎）でしたが、他地区からの強豪も加わった前走の金沢シンデレラカップでは追い上げ届かずの3着でした。連勝は止まってしまいましたが、2着だったアンジュジョリーをクビ差まで追い詰めており、レベルの高い門別勢が相手でも差がないことを証明しました。ヤマミダンスにリベンジするためにも不在のここをしっかり勝ち切って、次回27日の金沢ヤングチャンピオンに挑みたいところです。

○1 サッキーヘラクレス（牡、加藤和義厩舎）が牡馬の意地を見せたいところです。3走前のJRA認定戦ではヴィーナスアロー、2走前の2歳1組戦はヤマミダンスとそれぞれ対戦して、ともに2着まで詰め寄っています。4コーナー大外を回って差し切った前走の勝ちっぷりは印象的で、ヴィーナスアローとの追い比べ勝負に持ち込めるなら逆転のチャンスもありそうです。

▲2 ゴールドハリアー（牝、黒木豊厩舎）は前走の金沢シンデレラカップでは後方追走のまま8着に終わりましたが、地元限定のメンバー構成なら見直せます。発馬に課題があるだけに出遅れてもカバーできる1500メートル戦は歓迎で、4コーナー一気に脚を伸ばして先団に迫るシーンは考えられます。

△7 バーバリアン（牝、金田一昌厩舎）も前走の金沢シンデレラカップは出遅れてしまい9着でしたが、先行してスピードが発揮できれば変わり身がありそうです。

△3 エングレイグ（牡、金田一昌厩舎）も前走はサッキーヘラクレスの3着まで追い上げる脚を見せており、前崩れの展開になるなら上位進出のチャンスがありそうです。

＜おすすめの買い目＞
馬単（マルチ）　4⇔1・2・7・3（8点）
3連単（フォーメーション）　4→1・2・7・3→1・2・7・3　1・2・7・3→4→1・2・7・3（24点）

兼六園ジュニアカップの出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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