レース展望・予想

サルバドールハクイの単不動「東海クラウン」（笠松競馬）

2016/09/16

9月16日（金）の笠松競馬メイン第10レースは「東海クラウン」（A級1組・B級以上オープン、笠松競馬場1600メートル）。

もちろん、中心は待望の重賞ウイナーに仲間入りした◎6 サルバドールハクイ（牡6、伊藤強一厩舎）。今春、中央準オープンから移籍した好素材は、重賞では勝ち負けしても3戦連続して銅メダル止まりだったが、前走くろゆり賞でそのウップンを見事、晴らした。絶好位置とも呼べる2番手をキープし、ペースアップした向正面半ばすぎから先頭に立つと、そのまま力任せに押し切り、3馬身差快勝で飾ってみせた。その後、中間は順調ムード。なにより、オープン特別は過去3戦2勝、2着1回とオール連対中を誇る。地元ファンのエールにしっかりと結果で応えたい。

相手筆頭は笠松出張戦で抜群の好相性を誇る○5 メモリージルバ（牡7、塚田隆男厩舎）。前走の地元重賞・名港盃は見せ場なく7着に終わったが、6、7月の東海クラウンを連勝し、新春1月の重賞・白銀争覇から当地は3連勝中。馬場の軽い笠松コースは【5・1・2・3】と大の得意としている。変身が期待できる。

転入初戦の▲8 スタンドアウト（牡5、笹野博司厩舎）の取捨もポイント。レベルの高い道営の重賞ホルダーで、A級シーンで常に勝ち負けしてきた実力派。近況成績いまいちでの転入で、手探り面もあるが、やはり軽視できない。

△3 ヴェリテ（セン4、竹下太厩舎）の勢いにも魅力がある。メキメキと力を蓄え、頭角を現してきた上り馬で、現在、地元の準オープンを2連勝中。笠松出張戦は初経験だが、セールスポイントのスピードは、馬場が軽い当地でいっそう生きそうだ。

6月の東海クラウンでサルバドールハクイを打ち負かしたのが△7 ホッコージョイフル（牡6、加藤幸保厩舎）。7ハロン戦だったが、一気に抜け出して2馬身半差つけた快勝劇は鮮やかだった。3連単候補なら。

＜おすすめの買い目＞
馬単　6→5・8・3・7（4点）
3連単（1軸流し）　6→5・8・3・7（12点）

東海クラウンの出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）

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