レース展望・予想

10歳でも健在サクラシャイニー押し切るか「道営スプリント」(門別競馬)

2016/09/29

9月29日(木)の門別競馬メイン第12レースは、「第11回道営スプリント(H2)」(門別競馬場1200メートル)。

第16回JBCスプリントJpnI(川崎1400メートル)への地方出走馬選定にあたり、大きな指標となる「JBC指定競走」に位置づけられた重要な地元重賞が、この道営スプリント。その頂上決戦で4連覇の偉業めざしたアウヤンテプイは、怪我の影響で調整が間に合わず無念の回避となってしまった。

王者の名がないのは寂しい限りだが、高知から道営デビューの快足10歳馬サクラシャイニーの参戦を得て、違った意味で盛り上がりを見せそうなメンバー構成だ。その◎7 サクラシャイニー(牡10、高知・田中守厩舎)は、10歳となった今年も大きな衰えを感じさせない走りを続けている。年明け初戦の大高坂賞(高知1400メートル)を圧勝すると、続く黒船賞JpnIIIこそブービーに敗れたが、前走スーパースプリントシリーズのファイナル・習志野きらっとスプリント(船橋1000メートル)では最内枠で立ち遅れたにもかかわらず、4コーナー11番手からグイグイ脚を伸ばして4着まで押し上げてきた。発馬からの直線部分が長く、前で流れに乗りやすい門別1200メートルは同馬にとって絶好のコース形態と言えそう。ポアゾンブラック、アウヤンテプイの両巨頭が不在の顔ぶれなら、そのスピードで押し切る可能性十分だ。今や「高知の馬」とのイメージが定着しているが、元はといえば2008年に道営札幌競馬でデビューし、JRA認定フレッシュチャレンジ(2歳新馬・1000メートル)で8馬身ぶっちぎると、その後JRAでもオープンまで出世した、堂々たる「ホッカイドウ競馬デビュー馬」だ。当時はまだ札幌→旭川(ナイター)開催が主体の開催で、ここ門別コースは初見参となるが、8年ぶりの"里帰り"で重賞Vの快挙を遂げられるか。大いに注目だ。

速い流れ必至で、持ち前の末脚が唸りを上げそうな○8 クリーンエコロジー(牡8、田中淳司厩舎)がもちろん強敵。春の北海道スプリントカップJpnIIIでは地方最先着の4着と健闘。この顔ぶれなら間違いなく「地元大将格」で、習志野きらっとスプリントでのサクラシャイニーとの着差はわずか0秒1。不得手な1000メートルでの結果だったことを思えば、今回は長い直線で豪快に差し切っての戴冠も可能性十分だろう。

前哨戦・エトワール賞(H3)で1番人気5着の▲12 ケイアイユニコーン(牡7、安田武広厩舎)、同レース優勝の△6 レッドペリグリン(牡5、佐久間雅貴厩舎)も戴冠のチャンスを窺う。

最内枠は厳しい×1 シセイカイカ(牡7、米川昇厩舎)、先行争いの激化が予想される×9 コールサインゼロ(牡4、桑原義光厩舎)、徐々に復調×13 サクラインザスカイ(牡7、田中淳司厩舎)は3連勝式のヒモ穴に回す。

<おすすめの買い目>
馬単(フォーメーション) 7・8・12→7・8・12・6(9点)
3連単(フォーメーション) 7・8・12→7・8・12・6→7・8・12・6・1・9・13(45点)

道営スプリントの出走表はこちら

(文/ひだか)


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