レース展望・予想

新女王狙うタイムビヨンド「ノースクイーンカップ」(門別競馬)

2016/07/21

7月21日(木)の門別競馬メイン第12レースは、重賞「第15回ノースクイーンカップ(H2)」(3歳以上牝馬、門別競馬場1800メートル)。NARグランダム・ジャパン「古馬シーズン」において、毎年のように当レース優勝馬が"女王争い"で上位に顔を出しており、そうした点でも非常に注目度の高い「北の古馬女王決定戦」だ。他地区からの遠征馬はなくとも、前年圧勝サンバビーンを筆頭に非常にレベルの高い組み合わせとなった。330メートルの長い直線、激しい攻防を堪能できそうだ。

「新女王」の座を狙うのが4歳馬◎5 タイムビヨンド(牝4、堂山芳則厩舎)だ。昨年3歳時は、三冠ロードで"幻の三冠馬"オヤコダカ(※北斗盃、王冠賞は快勝して二冠達成も、圧倒的1番人気に推された北海優駿でスタート直後に躓き落馬、競走中止)らに食い下がり、北斗盃3着→北海優駿(ダービー)2着→王冠賞2着の大健闘。勇躍、遠征した水沢「ダービーグランプリ」でも、東京ダービー馬ラッキープリンス・羽田盃馬ストゥディウム・京浜盃8馬身差圧勝オウマタイムの「南関東牡馬3強」を向こうに回して差し脚全開。惜しくも早め先頭ストゥディウムには押し切られたものの、その強力メンバーで2着に食い込み「地方トップ級」を強く印象づけた。冬場の南関東遠征から戻ると、今季最初の古牝馬重賞「ヒダカソウカップ(H3)」でジュエルクイーンの2着に食い込み、再転入2戦目の前走A2下特別では潜在能力の違いをまざまざと見せつけ3馬身差の大楽勝。「月1走」のローテーションできっちり使われており、今回も大幅な馬体減り等は懸念しなくても良さそうだ。混戦を断ち切るか。

前年覇者◯3 サンバビーン(牝6、田中淳司厩舎)は前走ヒダカソウカップでは、内回り1600メートルで1番枠を引いたこともあって果敢にハナを切ったが、4コーナーで早々と失速。緩急の変化が激しくなりやすい内回りに対応しきれなかった感があった。今回は昨年6馬身差圧勝のレースだし、ゆったり流れる外回り1800メートルは適性が高い。本来ハナに拘らなくともレースできる器用なタイプで、今回戦法はおそらく「他馬の出方次第」だろう。内々で脚を溜め、追い比べで巻き返すか。

▲6 ジュエルクイーン(牝4、田中正二厩舎)は2走前ヒダカソウカップで優勝。昨年2着の雪辱を果たした。今回は外回り1800メートルに替わる分、終いの踏ん張りがポイントとなりそうだが、勝ち切れる能力レベルには十分達している一頭だ。

△9フィーリンググー(牝4、角川秀樹厩舎)は、前走再転入初戦だったヒダカソウカップこそ伸び切れず6着に終わったが、そこから2カ月近くあけてジックリ再調整。特に牝馬の仕上げは抜群の角川厩舎だけに、今回は大幅にパフォーマンスを上げてきそうだ。

混戦に強い×7 リノワール(牝6、小野望厩舎)、×1 モズマッテタワ(牝6、田中淳司厩舎)、意表をつく先行策なら食い込めて不思議ない×8 クライリング(牝5、田中淳司厩舎)を3連勝式のヒモ穴で押さえる。

<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 5⇔3・6・9(6点)
3連単(フォーメーション) 5→3・6・9→3・6・9・7・1・8 3・6・9→5→3・6・9・7・1・8(30点)

ノースクイーンカップの出走表はこちら

(文/ひだか)


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