レース展望・予想

バンドオンザランが北の一番星へ「栄冠賞」(門別競馬)

2016/06/30

6月30日(木)の門別競馬メイン第12レースは、重賞「第41回栄冠賞」(2歳、門別競馬場1200メートル)。

2014年生まれ世代「最初の重賞勝ち馬=一番星!」が決まる、おなじみ「日本一早く行われる2歳重賞」。今年は13頭が顔を揃えたのだが、内訳をみると田中淳司厩舎から何と7頭、角川秀樹厩舎から5頭という組合せ。まさしく道営2歳戦線を牽引し続ける両厩舎の、意地と意地のぶつかり合いだ。

また、13頭のうち新馬戦(JRA認定フレッシュチャレンジ)を勝ってきたのが10頭に上り、中でもピンクドッグウッドは前走、今季最初の2歳オープン「ウィナーズチャレンジI」も優勝。出走馬中ただ一頭の2勝馬で、すでにJRA函館2歳ステークスGIIIへの出走権も獲得している。例年の傾向からは、先々JRAや南関東、その他地方の各重賞戦線で活躍する逸材が、この中に多数交じっている可能性が高いわけで、とにかく見どころ満載、というか見逃しては本当にもったいない「日本一早い2歳重賞」だ。

◎6 バンドオンザラン(牡、角川秀樹厩舎・父スズカコーズウェイ)は、今季オープンニングデーの「2016開幕記念 JRA認定スーパーフレッシュチャレンジI」を好時計で差し切った逸材。前走オープンのJRA上級認定「ウィナーズチャレンジI」では逃げ切ったピンクドッグウッドを惜しくも捕まえきれなかったが、大雨の影響で非常に時計の出る、極めて軽い馬場状態になっていたのが大きく響いた印象だった。今週はほどよく時計がかかり、外伸び傾向も見られる差し馬向きの馬場で推移している。前走逃げ切りを許したことで今回は道中の目標もハッキリするだろうし、すぐ隣枠なら序盤から徹底マークで追走できるだろう。鞍上も、厩舎の主戦で目下今季リーディング首位の桑村真明騎手ならシッカリ自分の仕事を遂行してくれるだろう。「北の一番星」に輝く可能性が最も高いのは、この馬とみる。

◯5 ピンクドッグウッド(牝、田中淳司厩舎・父サウスヴィグラス)は前走、スピード勝負に徹せられる馬場も利して逃げ切ったが、デビュー2連勝でまだ底を見せていないのも事実。1000メートルの新馬戦で2着を6馬身ちぎったスピードは非常に高水準で、逃げ切り3連勝での初重賞Vも当然、期待できる。

▲12 スーパーステション(牡、角川秀樹厩舎・父カネヒキリ)が最も魅力ある伏兵か。能力検査は後ろからになって3位入線だったが、1番人気に推された新馬戦では"安全策"でハナに行き、そのまま余力を残して押し切った。能検内容から行かなくても競馬できる点は、この外枠で大きな魅力。外から好位ないし中団を取った組が好勝負している今週の傾向からも、激走を期待できる一頭と言える。今春、種付中の事故で急逝してしまった父カネヒキリへ「手向けの重賞V」を果たしてみせるか。

伏兵陣も本当に多士済々。ピックアップに非常に悩むわけだが、混戦で真価を発揮しそうな△3 タイセイプロスパー(牡、田中淳司厩舎)、未勝利戦(JRA認定アタックチャレンジ)勝ちで軽視されるようなら配当妙味の面でも魅力が大きい△9 ハリアー(牝、佐久間雅貴厩舎)、1000メートルの新馬戦で2着を7馬身ぶっちぎった△10 コパノアーデン(牝、田中淳司厩舎)、能検でみせた素質高そうな走りが印象深い△11 サマーダイアリー(牝、田中淳司厩舎)を3連勝式のヒモ穴候補で押さえる。

<おすすめの買い目>
馬単(ボックス) 6・5・12(6点)
3連単(フォーメーション) 6・5・12→6・5・12→6・5・12・3・9・10・11(30点)

栄冠賞の出走表はこちら

(文/ひだか)


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