レース展望・予想

マイタイザンが兵庫の3歳王者へ「兵庫ダービー」（園田競馬）

2016/06/16

16日（木）の園田競馬メイン第11レースに、ダービーウイーク2016・第6戦「第17回兵庫ダービー」（3歳定量、園田競馬場1870メートル）が行われます。

ダートグレード（兵庫ジュニアグランプリJpnII、全日本2歳優駿JpnI）以外は負けなし5勝の◎2 マイタイザン（牡、新井隆太厩舎）のスピードが抜けています。全日本2歳優駿以来5カ月ぶりだった前走3歳A・B混合特別はメンバーにも恵まれましたが、2着ジーニアスマアナに10馬身差を付け圧勝しました。4コーナー過ぎまで杉浦健太騎手の手は動きません。ゴール前100メートル付近から気合いを入れるとアッと言う間に2番手以下をちぎりました。直前の追い切りでも前走以上の動きを見せていたそうです。デビュー4連勝で制した兵庫若駒賞以来2つ目のタイトル奪取が濃厚です。

注目は2、3着争いに絞られそうです。その筆頭は前走の兵庫チャンピオンシップJpnIIで地方馬で最先着（6着）した○11 エイシンニシパ（牡、橋本忠男厩舎）を置きます。1番人気に支持された菊水賞は中位から追い上げましたが、ハナ差で優勝を争ったシュエット、タケマルビクターとは4馬身差3着でした。しかし、兵庫チャンピオンシップではJRA馬を相手に2番手を進む積極策に出ました。3コーナー過ぎで3番手に後退、直線でJRA馬3頭に抜かれてしまいました。それでも5着の岩田康誠騎手・イーストオブザサンとは半馬身差でした。外枠を引いた今回も前走のスタートを再現で好位をキープなら逆転もちょっぴり警戒したいです。

菊水賞でハナ差2着惜敗▲5 タケマルビクター（牡、長倉功厩舎）が、その無念を晴らす初タイトルを狙います。菊水賞のように早めに動いてマイタイザンを脅かします。

2連勝と上昇中☆12 ハタノキセキ（牡、吉行龍穂厩舎）は前述馬などと初対戦の魅力があります。巻き返しを期す園田ジュニアカップ馬△6 ノブタイザン（牡、新井隆太厩舎）、好位堅実駆けで金沢の吉原寛人騎手が鞍上の△8 ケンキャクハーバー（牡、飯田良弘厩舎）などが続きます。

＜おすすめの買い目＞
馬単（ボックス）　2・11・5・12（12点）
3連単（1軸流し）　2→11・5・12・6・8（20点）

兵庫ダービーの出走表はこちら

（文／大阪日刊スポーツ・池永博省）

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