レース展望・予想

距離克服なるかタツミリュウ「火渡りの法特別」（金沢競馬）

2015/08/25

8月25日（火）に行われる金沢競馬のメインは、第11レースの「火渡りの法特別」（A1・A2組、金沢競馬場1700メートル）です。このレースは23日の第9レースで行われた「ぐず焼きまつり特別」（1400メートル）と距離選択できるようになっており、あえて長めなこちらに出走してきたタツミリュウに注目したいです。

◎6 タツミリュウ（牡7、加藤和義厩舎）は前走の1500メートル戦で、不完全燃焼に終わった2走前の金沢スプリントカップからの巻き返しに成功しました。スタートを決めるとどんどん後続を引き離して押し切ってしまう勝ちパターンは、今の先行有利な馬場状態にもマッチしています。今回1700メートルに出走してきたのは今後を見据えてのもので、直線失速せずに押し切れれば、長い距離が多くなる後半の古馬の重賞戦線にもメドが立ちます。今回も先手を奪ってマイペース逃げに持ち込みたいところです。

○9 コスモマイギフト（牡6、金田一昌厩舎）は中央から転入してきて2着が続いていますが、前走は出遅れながらも3コーナーから一気に追い上げてきたもので、やはり力はあります。中央在籍時は主にダートの中距離戦を使われていたので1700メートルに距離が戻るのは良さそうで、転入初戦のように発馬を決めて好位からレースを進めることができれば、距離に不安があるタツミリュウを逆転することは可能です。

▲3 トウショウプライド（牡5、佐藤茂厩舎）は笠松遠征から戻ってきてから善戦止まりのレースが続いていますが、先行有利な馬場状態ながら直線はよく詰めています。A1組は今年初めてとなりますが、昨年末に2着があるように力は通用しないわけではありません。タツミリュウが直線失速し、上がり勝負の展開になるなら、コスモマイギフトとたたき合って浮上してくるシーンは十分考えられます。

暑さに弱いタイプながらも前走2着に粘った△5 アキレウス（牡4、鈴木正也厩舎）や、転入2戦目になる△8 プラチナタイム（牡9、鈴木長次厩舎）も上積みがありそうです。

＜おすすめの買い目＞
馬単（フォーメーション）　6・9・3→6・9・3・5・8（12点）
3連単（フォーメーション）　6・9・3→6・9・3・5・8→6・9・3・5・8（36点）

火渡りの法特別の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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