レース展望・予想

宿敵不在なら負けられないシセイカイカ「苫電協青年部30周年記念特別」（門別競馬）

2015/05/27

27日（水）の門別競馬メイン第11レースは「苫電協青年部30周年記念特別」（A3-2～B4-1組、門別競馬場1200メートル・外回り、20時40分発走予定）、11頭立て。

前走ほぼ同条件の鈴蘭特別（A3-2～B3-1組）で、2走前完敗の宿敵シャイニングアワーを競り落とした◎ 4シセイカイカ（牡6、原孝明厩舎）が2連勝を狙います。その前走は、コーナーで早めに脚を使ってシャイニングアワーに並びかけていく積極的な競馬。粘るライバルをゴール前で競り落とし、すぐさま借りを返す見事な内容でした。長く脚を使える反面、瞬発力勝負になるとジリっぽさが仇になるシセイカイカの「長所と短所」を的確に把握し、長所が活きる展開に自ら持ち込んだ大ベテラン宮崎光行騎手の頭脳プレーが光ったわけですが、叩き2戦目であの息の長い脚を使えるなら、さらなる上積みが見込める3戦目は「負けられない戦い」となるでしょう。少なくとも自身のパフォーマンスは「前進あって後退なし」のはず、再び早め先頭からの押し切りに期待します。

2番手評価は、最内枠を引き当てた◯1 ルーチェ（牡6、小野望厩舎）。前2走とも強敵相手に外を回って少々ロスもあった印象ながら、前走はシッカリ末脚を伸ばし、勝ったシセイカイカに0秒1差まで詰め寄ってみせました。今回は道中の距離ロスを最小限に抑えることも可能な1番枠、内をさばくのが得意な桑村真明騎手に手綱も戻り、逆転まで見込める一戦となるでしょう。

他の上位候補もほぼ横一線の印象。JRA500万円以下から転入初戦の2勝馬▲5 ダイワカリエンテ（牝6、恵多谷豊厩舎）、前走今季2戦目を大外から豪快に追い込んだ△2 プロティアン（牡5、角川秀樹厩舎）、転入後2戦してクラス慣れが窺われる△9 ブセナ（牝4、桧森邦夫厩舎）、スプリント戦では常に警戒必要な実績馬△ 7エリモサプライズ（セン8、佐久間雅貴厩舎）まで押さえる必要がありそう。点数が多くなってしまうので、推奨馬券は◎シセイカイカ「1着流し」とします。

＜おすすめの買い目＞
馬単　4→1・5・2・9・7（5点）
3連単（1軸流し）　4→1・5・2・9・7（20点）

苫電協青年部30周年記念特別の出走表はこちら

（文／ひだか）


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