レース展望・予想

連勝目指すトウショウバラード「十万石まつり特別」（金沢競馬）

2014/09/09

9月9日（火）の金沢競馬メインレースは、第11レースの「十万石まつり特別」（A1組、金沢競馬場1700メートル）です。

地元に戻って巻き返しに成功した◎9 トウショウバラード（牡5、佐藤茂厩舎）が今回も人気の中心となります。2走前に名古屋へ遠征して挑んだ名港盃では力を出し切れませんでしたが、前走はスタートから先手を奪ってペースを握ると、そのまま後続を寄せ付けない危なげないレース運びで押し切り、うっぷんを晴らしました。キャリアはまだ14戦と浅いながら、金沢トップクラスで勝利を飾るとは今後が楽しみな逸材です。今回は1700メートルに距離は延びますが、中央在籍時は2000メートル前後の中距離戦ばかり使われていて、3走前の1900メートル戦でも2着に粘ったことから問題はないはずです。好位外目から逃げた馬をにらみながらレースを進め、直線入口で交わし、先頭へ抜け出しそうです。

中央から転入してきた○1 テルバイク（牡6、加藤和義厩舎）は、追い切りの動きの良さが目を引いています。中央2勝馬ですが、1勝は障害レースのもので、正直いきなりA1組で通用するかは疑問符が付きます。しかし末脚の鋭さには定評があったようで、発馬であまり出遅れず追走に苦労しなければ、直線追い上げてきそうです。

▲3 ケージーアメリカン（牡7、高橋優子厩舎）は手薄なメンバー構成だった前走も2着に敗れてしまい、まだ完全復調とは言えません。好調時の切れ味が戻ってきませんが、2走前のA1組でもトウショウバラードの2着に粘っているように底力はあります。今回も前々でレースを進めることができれば、流れ込むシーンは十分に考えられます。

前走ケージーアメリカンを差し切った△5 キーパー（牡6、赤間亨厩舎）や岩手から転入してきた△4 アドマイヤジャガー（牡7、鈴木長次厩舎）も目が離せません。

＜おすすめの買い目＞
馬単　9→1・3・5・4（4点）
3連単（フォーメーション）　9→1・3・5・4→1・3・5・4（12点）

十万石まつり特別の出走表はこちら

（文／中日スポーツ・瀬川剛司）


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