レース展望・予想

パワー勝負の馬場状態で巻き返すかオヤコダカ「栄冠賞」(門別競馬)

2014/07/01

7月1日(火)の門別競馬メイン第12レースは、2012年生まれ世代最初の重賞勝ち馬が誕生する"日本一早く行われる2歳重賞"「第39回栄冠賞(アイルハヴアナザー賞)」(2歳・H2、門別競馬場1200メートル・20時40分発走予定)、14頭立てです。

6月12日に行われた、世代最初の2歳オープン競走「ウィナーズチャレンジ1競走」(JRA上級認定、1200メートル)で1番人気に推されながら、伸び切れず小差4着に敗れた◎3 オヤコダカ(牡、原孝明厩舎・父サムライハート)の巻き返しに期待します。その一戦と今回の大きな違いは、「馬場状態」。伸び切れなかった前走は、週初めからずっと降り続いた大雨の影響で「時計勝負に対応できるタイプ」に有利に働く馬場状態でした。結果として、パワーが持ち味のオヤコダカにとっては、他馬に大きなプラスとなる中、その"プラス幅"が相対的に小さくなったため、1番人気に推されるほどの潜在能力を有しながら他馬の逆転を許したという仮説を立てることも可能でしょう。その最大の論拠となるのが「時計の詰め幅」。パワー満点の走りで2着を6馬身ちぎった際の新馬戦(JRA認定フレッシュチャレンジ)の勝ち時計が1分15秒0(5月6日。もちろん乾き切った良馬場)だったのに、降り続いた雨の影響で軽くなった馬場を味方につけたスピードタイプの中には、同様の乾いた馬場状態だった前走から3秒近くも時計を詰めた馬がいる中で、このオヤコダカは前走4着の走破時計が1秒14秒0。その"詰め幅"はわずか1秒0にとどまったのです。これは明らかに「時計のかかるパワー優先の馬場状態」が得意という特徴を如実に示しているものでしょう。その後、天候は回復し、ここ一週間余りは開幕当初のように乾き切って砂塵が舞うような馬場状態に戻っています。すなわち、オヤコダカがその高い能力を思う存分に発揮できる馬場になったと判断。前走1番人気に応えられなかったことで、今回はある程度、人気順も下がるはずで、自分の走りを徹底できる状況にもなるなら、今季絶好調の鞍上・宮崎光行騎手もより大胆な騎乗を体現できることでしょう。前走、馬場状態に恵まれなかったことで、逆にこの重要な重賞レース「栄冠賞」で本領を発揮できる可能性が高まったとみます。

多頭数でもあり、軸を決めて相手候補に流す形がベターでしょう。その相手には、こちらもパワー勝負の馬場に対応しそうな○8 ルージュロワイヤル(牝、角川秀樹厩舎・父フレンチデピュティ)を抜擢。出負けしながら早めに先頭集団まで押し上げ、直線で力強く突き放した新馬勝ちの走りは非常に秀逸。その勝ち時計1分13秒8は同じ日に行われた前出「ウィナーズチャレンジ1競走」のオヤコダカより0秒2速く、初戦で、かつ出負けした中ではその速さも際立つといったところ。力勝負に対応できる血統背景でもあり、デビュー2連勝で「2012年生まれ最初の重賞勝ち馬」となる可能性も十分とみます。

点数を絞る必要性から、馬券的には◎○「2頭軸」がベターと判断。相手には、スピード上位の▲9 クリノショウスーシ(牝、角川秀樹厩舎・父サウスヴィグラス)、△11 アオジャシン(牡、田中淳司厩舎・父ワイルドラッシュ)、△7 コールサインゼロ(牡、原孝明厩舎・父カネヒキリ)、△12 オウマタイム(牡、川島洋人厩舎・父タイムパラドックス)、△6 コンドルダンス(牡、田中正二厩舎・父アドマイヤオーラ)を拾います。

<おすすめの買い目>
馬単 3⇔9・11・7・12・6 8⇔9・11・7・12・6 3→8 8→3(22点)
3連単(2軸流しマルチ) 3⇔8⇔9・11・7・12・6(30点)

栄冠賞の出走表はこちら

(文/ひだか応援隊)


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