レース展望・予想

この3歳世代、全国最初の勝ち馬・ミータローが重賞初Vへ「北斗盃」(門別競馬)

2013/04/24

いよいよ、平成25年度ホッカイドウ競馬の開幕です。本年もよろしくお付き合い下さい!

さて、開幕日24日(水)を華々しく彩るのは、門別競馬メイン第10レースの3歳クラシック1冠目「第37回北斗盃(ヨハネスブルグ賞)」(H2・3歳、門別競馬場1200メートル・発走予定=20時40分)です。

冬休みの長いホッカイドウ競馬ということで、前哨戦がなく即本番という珍しい形のクラシック1冠目ですが、例年、各出走馬ともココ目標にきっちり仕上げられてきた姿を見せてくれるだけに、今年も手に汗握る好レースを展開してくれることでしょう。

例年になくハイレベルの面々が顔をそろえた印象。正直『南関東の3歳重賞』でもファンの皆さんには十分、受け入れてもらえるだろうメンバー構成です。中でも注目は、冬場の南関東遠征を2戦で切り上げ、悲願の重賞初Vへ入念に仕上げられてきたミータロー(牡、田中淳司厩舎)でしょう。実はこの馬、昨年開幕日のJRA認定スーパーフレッシュチャレンジ競走(2歳新馬)を圧勝し、世代で全国最初の勝ち名乗りをあげたのですが、覚えている方も少なくないかもしれません。続くオープンも快勝すると、3戦目以降はJRA函館2歳ステークスGIIIに挑んだ(12着)のを皮切りに各地の交流重賞に挑戦。鎌倉記念(川崎)3着、南部駒賞(水沢)2着など全国レベルの走りを見せ続けましたが、惜しくも重賞タイトルにはまだ手が届いていません。スプリント適性の高さは疑いようがなく、門別1200メートルで行われるこの「北斗盃」が、重賞初V、そしてクラシックタイトル奪取という「一挙両得」へ舞台は整ったと言えるでしょう。

実は、2歳時に世代最初の勝ち名乗りをあげ、そして翌年この北斗盃を制した優駿がもう1頭いるのですが、それは田中淳司師の父・正二師が管理したパフォーマンス(10年「スーパーフレッシュ」優勝→11年「北斗盃」優勝)でした。父の背中を追い続けた息子が、父が先に成し遂げた快記録に肩を並べる。そんなゴールシーンと見られる可能性も、決して低くはないはずです。

とはいえ他の有力馬も、本当に実力派ぞろい。そう簡単には勝たせてくれそうにはありません。昨年の栄冠賞で大物アウトジェネラルを完封し、JRA2歳オープン「すずらん賞」も差し切った快足馬シーギリヤガール(牝、齊藤正弘厩舎)を筆頭に、昨年の新馬戦で現岩手3歳牝馬トップホース・ブリリアントロビンを圧倒した栄冠賞4着馬ラブキンゾウ(牡、小野望厩舎)、1200メートルは距離不足の懸念こそあるものの全姉クラキンコに続く「姉弟3冠馬」をめざすクラグオー(牡、堂山芳則厩舎)、門別の短距離戦ではまったく底を見せていないファキナウェイ(牡、田中正二厩舎)&リンノナイナーズ(牝、林和弘厩舎)等々、有力馬が五指にまったく収まりきりません。見応え十分の「開幕戦」となりそうです。お楽しみに!

(文/ひだか応援隊)


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