レース展望・予想

内枠、そして先行有利の馬場も利して"逆襲"のシャア「道営記念」(門別)

2012/11/15

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15日(木)のメイン第12レースは今シーズンの掉尾を飾る大一番「第55回道営記念(アドマイヤムーン賞)」(H1・2000メートル、発走予定=20時35分)。

ついに今季も最終日を迎えるホッカイドウ競馬。その、まさしく掉尾を飾るシーズン最終レースの大一番が、この道営記念です。古馬の全重賞のなかで唯一、他場所属馬に門戸を開放していない、地元トップホースによる頂上決戦。その矜持が醸し出す高揚感と、これを最後に「長い冬休みに入ってしまう」との寂寥感が見事なまでに交錯する「千秋楽・結びの一番」。出来うるなら是非一度、冷気が支配する初冬の門別競馬場で体験していただきたいものです。

さて、その大一番は今年もこれ以上は望めないだろう“オールスターキャスト”のメンバー構成となりました。連覇を狙うショウリダバンザイに、前哨戦・H2瑞穂賞も圧勝して転入後3連勝と最高潮の状態で臨むリアライズノユメ、伝統の長距離重賞・H1ステイヤーズカップ快勝のシャアに、3年連続ファン投票1位の三冠馬クラキンコ。その他、JRAオープンや準オープンから転入して活躍を見せている各馬まで含め、勝機を見出せる「主役候補」が五指には到底収まりきらない、本当に多士済々の顔ぶれです。

当欄の最終決断は、ずばりシャア(牡6、田中正二厩舎)。前走の瑞穂賞は、単勝1番人気に応えられませんでしたが、プラス14キロと余裕残しに感じられる馬体だったことに加え、3~4コーナーの勝負どころで他の有力馬に外から被せられる展開で「自分のかたち」に持ち込めなかったのも大きく影響した印象です。南関東を経て転入した元JRAオープン馬ですが、転入後の2戦はいずれも3コーナー過ぎではもう先頭に立って押し切ったかたちでした。雨続きで軽くなった馬場状態の中、1番枠を引き当てたとなれば、腹を括って思い切った先行策に出る可能性が高いとみます。この大一番に向けて、もちろん体も絞れてくるでしょうし、最内枠からの先行策で本来の「自分のかたち」に持ち込めれば“逆襲”を果たす可能性は低くないはずです。

強敵はやはり、前哨戦圧勝のリアライズノユメ(牝4、佐久間雅貴厩舎)。2歳時JRA所属で挑んだ牝馬JpnIIIエーデルワイス賞をレコード勝ちしたように「時計勝負」には滅法強いタイプで、今の馬場状態は最適なはず。外めから被せ気味に捲くって行く「自分のかたち」をこちらも体現できる可能性が高く、ゴール前はJRA元オープン馬同士による、ハイレベルな追い比べを堪能できるかもしれません。

前年覇者ショウリダバンザイ(牝5、林和弘厩舎)にとっては、昨年と真逆といえる軽い馬場状態が懸念材料となってしまいそう。クラキンコ(牝5、堂山芳則厩舎)は中間、一頓挫あり、ぶっつけ本番になってしまった点が一枚割引。

連下争いには、現下の馬場状態を得意としている昨年の王冠賞レコード勝ち馬ビューティーリヨ(牝4、小野望厩舎)など、アッと驚く伏兵馬までマークしておくべきかもしれません。

いずれにせよ、今季ラストの2分とちょっと。心行くまでご堪能ください!

(文/ホッカイドウ競馬ひだか応援隊・神谷健介)


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