レース展望・予想

直線一気の豪脚でショウリダバンザイ「道営記念」(門別)

2011/11/16

17日(木)のメイン第12レースは、文字通り今シーズンの掉尾を飾る大一番「第54回道営記念(ゼンノロブロイ賞)」(H1・2000メートル、発走予定=20時35分)。23年度を締め括る最終レースとして行われるにふさわしい、フルゲート16頭が参戦。前年覇者のオネストジョンこそ脚部不安が長引いて出走できなかったものの、過半数の9頭が地方重賞のタイトルホルダーという超豪華な顔ぶれで、大注目の頂上決戦です。

最も注目を集めるのは、やはり昨年、史上初めて牝馬で三冠を達成したクラキンコが父クラキングオーに継ぐ父娘制覇を果たせるかでしょうが、その偉業に待ったをかけそうなのが、7月のノースクイーンカップ(1800メートル)でクラキンコを豪快に差し切り同レース連覇を達成した好敵手・ショウリダバンザイ(牝4、林和弘厩舎)。

2歳時はほぼ互角の成績だった2頭が、3歳では道営と南関東に分かれ、ともにファンの記憶と記録に残る大活躍。クラキンコは牝馬で初めての道営3歳三冠制覇。ショウリダバンザイは桜花賞(浦和)、ロジータ記念(川崎)優勝&東京プリンセス賞(大井)アタマ差2着に、凱旋出走を果たした道営ノースクイーンカップでも優勝して、押しも押されもせぬ南関東3歳トップ牝馬に成長してみせました。

そんな2頭が4歳を迎えた今シーズン、再び門別グランシャリオナイターで矛を交えることになり、コスモバルク記念(5月5日、1800メートル)&星雲賞(6月2日、2000メートル)はクラキンコが2連勝。さすが三冠馬の底力を見せてくれたわけですが、真夏の牝馬頂上決戦・ノースクイーンカップ(7月28日、1800メートル)ではショウリダバンザイが一矢報いて差し切り勝ち。その後、同馬はグランダム・ジャパン古馬シーズン優勝をめざして盛岡のビューチフル・ドリーマーカップ→大井のレディスプレリュードに駒を進めて2着、4着と善戦。特にレディスプレリュードは、次戦でJBCレディスクラシックも制するミラクルレジェンドらJRAの強豪を向こうに回し、上がり最速タイの末脚を繰り出す素晴らしい走りでした。その後JBCには目もくれず、道営記念一本に絞っての調整。林和弘調教師によれば「日曜朝の最終追い切りも抜群に動いた」とのこと、万全の態勢で大一番を迎えることができそうです。

このショウリダバンザイの馬主は、元道営騎手&調教師にして林和弘調教師の父でもあるかつての名伯楽・林正夫氏ですが、もしショウリダバンザイが道営記念を制すれば同氏は騎手・調教師・馬主という3つの立場で道営記念を勝つという、もちろん史上初めての快挙を達成することとなり、また息子の林和弘調教師にとっても1999年スズオールマイティ、2005年バンブーボカに続く道営記念3勝目がかかるだけに、陣営としては当然MAXの気合いが入る大一番。上がりを要する外差し有利の馬場状態もショウリダバンザイにとってはおあつらえ向き、乗替わりも期間限定騎乗等で門別ナイターを知り尽くした名古屋の名手・吉田稔騎手ならまったく問題なし。力強い差し切りVなるのかに注目です。

相手筆頭はもちろんクラキンコ(牝4、堂山芳則厩舎)ですが、外差しが面白いように決まっている馬場状態だけに、息の長い強靭な末脚が魅力の昨年4着馬マキノスパーク(牡6、田中淳司厩舎)や、赤レンガ記念&瑞穂賞を圧勝してきたリフレックス(牡6、原孝明厩舎)らの追い込みにも期待がかかります。絶対に、お見逃しなく!

(文/ホッカイドウ競馬ひだか応援隊・神谷健介)


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