レース展望・予想

"夏馬"ヤマノトレジャーの一発に期待「日高銀聖特別」(門別)

2011/07/12

13日(水)のメイン第12レースは「日高銀聖特別」(オープン、2000メートル、発走予定=20時35分)。

 翌日に重賞・赤レンガ記念(H2・1800メートル)を控えてのオープン特別ということで、やや寂しい頭数の組合せ。とはいえ、かつてJRA重賞戦線で度々1番人気に推された実力馬ヒカルオオゾラ(牡7、廣森久雄厩舎=認定厩舎ノーザンファーム)が注目の転入初戦を迎えるなど、なかなか興味深いメンバー構成となりました。

 その中であえて期待したいのが、毎年7月~9月の夏場に本領を発揮する“夏馬”ヤマノトレジャー(牡7、松本隆宏厩舎)です。一昨年が7月1日から8月13日にかけて破竹の4連勝をマークすると、昨年も7月13日から8月26日にかけて4戦3勝、3着1回という素晴らしい走りを披露。門別グランシャリオナイターに生まれ変わってからの2年間、7月&8月の通算成績はなんと9戦7勝、3着1回。着外はわずか1回だけという、あまりにも優秀な成績を残しているのです。今季は前走6月30日のA3特別までに5戦を消化し、まだ一度も馬券には絡めていないものの、上位馬との着差は十分に逆転できる範囲内に収まっている印象。確かに実力面はオープンに入ると厳しい感もありますが、重賞好走の強者らが軒並み翌日の赤レンガ記念に回っての一戦なら、得意の季節を迎えての変わり身で大勢逆転のシーンを演出してしまう可能性も十分ありそうです。

 コスモバルク記念9着を叩かれたあと、オープン3着→同3着→A2特別2着と好走を続けるマチカネオイカゼ(牝6、林和弘厩舎)が当然、強敵になりそう。

 マイペース逃げなら一発も見込めるエイシンイッパツ(牡7、桧森邦夫厩舎)、2000メートルの距離さえクリアできれば勝ち負けできそうな好調馬シーフォーアイ(牡5、堂山芳則厩舎)に実績馬オノユウ(牝4、角川秀樹厩舎)らの台頭にも気を配る必要がありそうです。

 今回が転入初戦の元JRAオープン馬ヒカルオオゾラは、先月28日の能力検査(門別1000メートル=1分04秒5)が見どころを欠く内容。ヒザ裏のじん帯を痛めて09年11月22日のJRAマイルチャンピオンシップGI7着(優勝したカンパニーからわずか0秒4差)以来という超久々の復帰戦を迎えるわけですが、JRA未勝利で転入してきたスリーピークスに一気に差し切られ、突き放された能力検査の走りからは、今回は「様子見」との判断の方が適切かもしれません。潜在能力を発揮できる状態まで戻っていれば、まったく相手にならないであろうメンバー構成ではあるのですが……。お楽しみに!

(文/ホッカイドウ競馬ひだか応援隊・神谷健介)


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